出版社内容情報
リストラされた咲元は、ひょんなことから町内会で新たな「火の玉祭り」をたち上げる羽目に。熱い感動がこみあげる著者渾身の長編小説。
【著者紹介】
作家
内容説明
リストラされた猛烈サラリーマンが、生み出そうとする「祭り」とは!?奮闘する彼のもとで、バラバラだった家族が再生していく。とびっきり熱くて、元気が湧いてくる感動の長編小説。
著者等紹介
原宏一[ハラコウイチ]
1954年長野県生まれ。茨城県育ち。早稲田大学卒業後、コピーライターを経て、97年『かつどん協議会』で小説家デビュー。文庫版『床下仙人』が2007年啓文堂おすすめ文庫大賞に選ばれ、ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
100
冊数調整(謎)用に借りていたのを読了。こないだ(ひと月くらい前)文庫を読んだばかりなのでサプライズは味わえなかったものの熱さは感じ取れた。でもこんな梅雨明けの暑い日向けの本ではなかったな。2016/07/30
BlueBerry
46
村興し系の感じの作品ですね。企画が順調に進んで行く様は読んでいて気持ちの良いものです。ただ、少し物足りなさも感じたので多分、恋愛とかもちょっと加えたら有川さんぽくて更に読者が増えたんだろうな(笑。2013/12/12
むぎじる
41
商社勤務の咲元。2週間のスペイン出張から帰国すると、派閥の上司が失脚し左遷されていた。それに伴い閑職にまわされてしまう。時間に余裕ができた咲元は、おくさんの代わりに町内会の理事の仕事をすることに。初めの業務は、秋の祭り。さまざまな事情をふまえ咲元が提案したのは、3mの火の玉を転がす”火の玉祭り”だった。仕事(出世)=人生と考えていた咲元が、「ただ、やってみたいんだ!」という気持ちで火の玉祭りに取り組んでいく。一筋縄ではいかないからこそ、やりがいがある。やりたいという単純な気持ちでいい。心から元気になる小説2014/06/21
ゆみねこ
41
世界を股にかけて来たビジネスマンの咲元が、ひょんなことから飛び込んだ町内会。そこで「火の玉祭り」なる熱く、危険で、ばかばかしいほど盛り上がるイベントを催すことに。旧来の地域と新興住宅地の確執や、町内会を仕切ってきた役員たちとの対立、家族の再生と盛り沢山な内容だけど、面白くてサラリと読了。2013/12/24
nonたん
31
ぶはははは!面白いっっ!何だこれはっっ!祭りだっっ!祭りだっっ!「うりゃさー!」何だかかっこいいよ。くだらないけど面白い祭り。デっけぇ大玉に火つけて転がしちゃえ!楽しかったですっっ!2015/11/18
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