出版社内容情報
京都金福寺の妙寿尼は、侍女に昔語りを始める。若き井伊直弼と情交し、密偵として「安政の大獄」に暗躍した日々を……力作歴史長編。
【著者紹介】
作家
内容説明
京都金福寺の尼僧・妙寿尼は、明治の世を迎えると、侍女のお松に昔語りをはじめた。若き日の井伊直弼と情交し、祇園の芸妓となって「女狐」と呼ばれ、直弼の大老就任後は、密偵として尊攘派浪士の捕縛に貢献してきた日々のことを―。「女の性」ゆえに、動乱の世に翻弄された数奇な生涯を描く。
著者等紹介
櫻田啓[サクラダケイ]
1947年大分県生まれ。専修大学法学部卒業。森高校文芸部に所属し、歴史小説と文筆に志を抱く。警視庁、出版社勤務を経て、時代小説の執筆に入る。日本作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。