出版社内容情報
危ないのは新幹線だけじゃない! 崩落するビル、沈む道路に不動産バブルの崩壊。誰も言わなかった中国の泣き所をあらゆる角度から暴く。
【著者紹介】
中国問題・日中問題評論家
内容説明
夜逃げする経営者たち、自殺増加と人命軽視、崩落するビル!制御不能の大国とどう付き合うべきか。
目次
序章 「インフラ崩壊」が始まった
1章 インフレを取るか、経済破綻を取るか
2章 「二十一世紀の天安門事件」の可能性
3章 経営者はなぜ夜逃げするのか
4章 ネット・メディア最前線
5章 恐喝する中国
終章 日中の正しい付き合い方
著者等紹介
石平[セキヘイ]
1962年、中国四川省生まれ。北京大学哲学部を卒業後、四川大学講師を経て88年に来日。神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。2007年に日本国籍に帰化、08年より拓殖大学客員教授
福島香織[フクシマカオリ]
奈良県生まれ。大阪大学文学部を卒業後、1991年、産経新聞社大阪本社に入社。98年に上海・復旦大学に1年間、語学留学。2001年に香港支局長、02年より08年まで中国総局記者として北京に駐在。09年に退社後、フリー記者として取材、執筆を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
謙信公
11
日本人よりも日本人らしい元中国人と中国ガッツリ記者による「とんでも中国」の対談。新幹線事故、冷漠社会、人民解放軍の内情など、漫才ネタか?と勘違いするハチャメチャ満載。経済成長が続いているとされるが「データは操作できる」と喝破する統計など信用できるか?習近平のカリスマ性のなさも指摘されるが、現在の香港情勢からみても逆効果だ。ただ、日本を「眠れる獅子」と恐れるようだ。彼の国との付き合い方を、石平氏は距離を置き、福島氏は腰を据えて関わっていくとする。もし媚中派政治家がリーダーになったら?考えただけでも恐ろしい。2020/06/26
sakadonohito
8
2010年頃の中国の状況を話題にした本。なんか日本アゲ・中国サゲが目立つ内容に思えた。石平氏が天安門事件を機に中国を捨て日本に来た人なので仕方ないのかも?習近平がトップになる直前で習近平の情報が両人共全然なく、悪い意味で過小評価(当時の展望よりも日本にとって悪い方向に進んだ)。なんか浅いところの話ばかりに思えて少しがっかりした。2024/07/28
p.ntsk
6
石平さんと北京駐在経験のある福島香織さんとの対談集。国内にいては分からないディープな情報でした。タイトルは中国経済の真実となっていますが、内容は経済のみならず政治、外交、軍事、文化、ネット・メディア事情等多岐にわたっています。これらを踏まえた上で今後の中国との対し方について、お二人の持論で締め括られています。やはり衝突を恐れず対等に議論する姿勢が大事だと思いました。その為にも歴史を始めとした知識が必要だなとあらためて感じました。2012/12/09
ダンボー1号
5
最近の中国経済失速から読んだが統計データ等なく評判噂的なトークでした。でも数字そのものが信用できないらしいからそういう本になるのか。この手のヤバい○○系の本は結果出てから読みなおすと視点も変わるでしょう。日本企業の撤退も増えてるらしいけど、AIIB不参加はどうなる?2015/04/24
Kenji Ogawa
3
賄賂は当然。性悪説。技術軽視。やはり日本は憲法改正しか手はなそうだ。2013/04/25