出版社内容情報
木工作家の三谷龍二さんが、松本に小さなギャラリー「10センチ」をオープン。お店ができるまでと1年目を追って見えた暮らしの愉しみ。
【著者紹介】
木工デザイナー
目次
1章 僕が「10センチ」をつくろうと思ったわけ(この町のこと;10センチの由来;リノベーションの愉しみ ほか)
2章 「10センチ」でできること(10センチ展;10センチ展のこと;オープン前夜のこと ほか)
3章 「10センチ」ができるまで(7月1日 古いタバコ屋;7月2日 ショップ;7月4日 ランプシェード ほか)
著者等紹介
三谷龍二[ミタニリュウジ]
木工デザイナー。1952年福井県福井市生まれ。1981年、長野県松本市に工房ペルソナスタジオを開設。職人たちとの共同作業により、普段使いの木の器を作る。全国で個展を多数開催。立体、平面作品も手掛ける。また、「クラフトフェアまつもと」「工芸の五月」の発足当初から運営に携わっている。2011年3月11日に自身の作品を常設展示するほか、他の作家との個展やイベントを開催するギャラリースペース「10センチ」をオープンした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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カエル子
2
松本のお宿で借り読み。「10センチ」の店主にして木の器をつくる作家さんがお店をつくるに至った経緯や想いを綴ってくれています。古いたばこ屋さんの建物をリノベーションする苦労が、はた目にはとても贅沢な苦労でしかなくて、やはり中古物件のリノベーションは極上っぽい。やるか?どこで? お店を持ったからこそできる贅沢も語られていて、本当に羨ましい。松本、良いところだなぁ。2年連続年初にお邪魔して、移住する人の気持ちも教えてもらって、ちょっと盛り上がってしまってるので少し落ち着こう笑。2023/01/04
sohara
2
読むというよりは眺める本かな?写真のクラフト作品は、どれもすっきりとした暖かさをたたえていて目に心地良い。アースカラーの世界。「クラフトフェアまつもと」、いつか行ってみたくなりました。2014/05/12
emiko
1
リノベーションの経過が描いてあり、その中でも作者自身の観察眼が素晴らしい。 10cmというちょっと変わったネーミングについても何の気負いもなく、何のてらいもなくサラッと描かれている。デンマークの漁師のはなしはいいですね。人間も老いていけばガツガツしないで自然体でいきたい。2022/09/03
チョビ
1
10cmとは著者の経営する雑貨店の名称であるが、彼にとって「ちょうどいい」このくらいを意味しているのだろう。中身は10センチでのイベントの思い出と、お店のハード部分の説明が半々。内輪の話が多かったので、どちらかというと仲間のために本にしたのかな、という感がありました。2014/12/25
あっぺ
0
興味深く読みました。静かなたたずまい、憧れます。2017/05/23