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井沢元彦の学校では教えてくれない日本史の授業〈2〉天皇論

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  • サイズ B6判/ページ数 337p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569802084
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0021

出版社内容情報

なぜ天皇は滅ぼされなかったのか。天皇家のルーツから日本独自の宗教観まで、天皇の秘密を明らかにする「井沢元彦の授業」、第2弾!

【著者紹介】
歴史作家

内容説明

天皇の魂はなぜ復活してはいけないのか?徳川家康はなぜ日光東照宮を築いたのか?歴史の真実を知る12講義。冴え渡る井沢史観で天皇と歴史の謎を解き明かす。

目次

第1章 「古代日本」と「天皇のルーツ」の謎を解く―なぜ、日本には“城”がないのか(古代日本にもあった熾烈な民族抗争;卑弥呼は太陽神である!?;天皇陵からわかる日本人の死生観)
第2章 朝幕併存=二権分立の謎を解く―頼朝・信長・家康でも超えられなかった天皇という存在とは?(天皇と藤原氏の争いが武士を誕生させた;ケガレ思想が平氏の台頭を許した;平氏滅亡と源氏興隆の知られざる理由;武士から天皇へ、天皇から武士へ;信長は天皇を超えようとしたのか)
第3章 「天皇絶対」と「日本教」の謎を解く―神道、仏教、朱子学からわかる日本独自の思想とは?(仏教が怨霊を鎮魂する;浄土宗と日蓮宗はなぜ対立したのか;朱子学が国家神道と絶対神を生んだ;日本民族には「天皇」を超える思想がある)

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。昭和29(1954)年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局(政治部)の記者時代に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念する。歴史推理小説・ノンフィクションから時事エッセイ、評論まで、幅広いジャンルで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

46
★★★★天皇を軸に、古代から現代までの日本史を読み解く。古代天皇制から貴族、武士政権へと移り、明治維新で天皇制が復活するも、戦後 民主制へと移るなかで、時の天皇がどうか変わってきたのかが分かりやすく説明されている。特に秀逸なのは、藤原 貴族制から平家 武家政権への家庭については秀逸。井沢お得意の怨霊と穢れ色の偏向も薄く、読み応えがある。2017/03/04

じゅん兄

22
ミステリー作家は「日本史の謎」が好き、過去には高木彬光が「成吉思汗」や「邪馬台国」の謎に迫り、「写楽」の謎に色々な作家が挑んでいる。でもここまで日本史にのめり込んだ作家はいない。「逆説の日本史」は連載20年を重ね、古代からついに明治維新まで来ている。そんな作家が日本史のタブーを語るこの本は日本史好きなら一読の価値あり。その説には賛同できない部分もあるが、日本史に対するアプローチの方法論は、既存の学者には無いものであり納得ができる。「平清盛」もこの本を読んでから見ると分かりやすいと思うけど。2012/06/10

きとぽん

4
お仕事で使うので、読みました。読みやすいです。所々、作者さんの思い入れの強さに抵抗がある所もあります。ですが、天皇制やケガレ思想と結びつけた歴史観も必要だと思うからこそ、読んでよかった一冊です。鵜呑みは危険かもですが、一つの捉え方として学べます。2016/09/20

まりーな

3
非常にわかりやすかった。ややこしい時代なのにすらすら読めました。しばらくはこのシリーズを読む事になりそうです。読破がんばるぞ!2015/01/31

02235

3
「逆説の日本史」でお馴染みの著者の日本史観の入門書的な本。井沢日本史観の中心は、「ケガレ」「怨霊」「言霊」「和」「話し合い絶対」という日本人が古来から持つ宗教的感情を無視して、歴史を見てはならないというもの。日本で仏教と信じられているものが、本来の仏教とは似ても似つかぬ信仰になってしまっている指摘は、かなり説得力があり、挙げられている実例が面白い。また、2.26事件の生き残りに対する阿川弘之氏の文章を引用して、右翼は極左になりやすい思想だとも。女性天皇論の世論調査も、話し合いが絶対だから?2012/07/27

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