「嫌消費」不況からの脱出

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569801742
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

出版社内容情報

モノが売れないどころか、モノの市場そのものが消滅する時代である。テレビすらそうなる可能性が高い。消費なき経済はどこに向かうのか。

【著者紹介】
ジェイ・エム・アール生活総合研究所代表取締役社長

内容説明

「売れない時代」の新・販売戦略を提示。

目次

第1章 「嫌消費」世代の台頭(時代は「好消費」から「嫌消費」へ;世代交代により加速する「嫌消費」化 ほか)
第2章 機能不全に陥った日本―ものづくり産業の強みと限界(リーディング産業不在の時代;金融は製造業の次代を担えるのか? ほか)
第3章 長期経済低迷の正体(そもそも「失われた20年」とは何か?;バブル崩壊…そして失われた127兆円 ほか)
第4章 「嫌消費」時代の幸福増大法―融合型産業構造への転換(国民ひとりひとりの“幸福”がキーワード;国民の幸福度数はどうすれば高まるのか ほか)
第5章 「嫌消費」時代の経営革新―市場プラットフォーム発想(日本的経営、その3つの美点;新しい「日本的経営」 ほか)

著者等紹介

松田久一[マツダヒサカズ]
ジェイ・エム・アール生活総合研究所代表取締役社長。日本マーケティング研究所代表取締役社長を兼務。1956年兵庫県生まれ。1980年、同志社大学商学部卒業後、日本マーケティング研究所入社。情報家電産業及び食品、日用品業界でのリサーチ、マーケティング及び戦略経営の実務を経験。現在では実務のかたわら、政府や自治体などの経済関係の専門委員も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダンボー1号

8
約200pの薄い本だが付箋付けまくり自分にとって新しい発想多い充実の本でした。世代交代しバブル後世代による収入以下の消費水準とコスパ重視の動向に供給が質的にミスマッチ起こし不況が起きた、まず財政赤字健全図り市場プラットフォームの創出で対策図る。日本のバブル後世代とアメリカのミレニアム世代との相異点も面白いが、「明治以降人口増に悩んでいた日本がようやく人口抑制に成功、長寿化、一人当たりGDP世界一の三冠目指せる位置に明治維新から134年かけて辿りついた」と言う文言に衝撃受ける。 2012年2月の発行2016/02/07

Yasunobu Hino

4
需要破壊型イノベーションに対する打ち手は何か。産業創出型イノベーションとは全く新しい製品生み出すのではなく、今あるものを使って新しい使い方の提案なんじゃないかなと考えられる。市場プラットフォームの提案も、すでにAmazonやApple、楽天なんかが力持ちすぎてて、新しく作るのは厳しいんじゃないかと考えてしまう。 以下、参考になった点。1.日本的経営3種の神器の復活と、それに加えてマニュアル化による品質管理。 2.優れた戦略とは往々にして劣勢にある局面を一挙に打開するような鮮やかなものだが、失敗するリスク2014/05/06

なーちゃま

3
2012年出版のため大変古い本ではあるが、この時期に嫌消費とコト消費(とは言っていないが衝動買いはコト消費に通じるものがあると思う)に注目した著者の先見性には驚かされる。2024/04/16

リョウ

3
若者の○○離れということがよく言われるようになったけど、これまでの世代とは育った時代が違うのだから、消費性向も異なってくるのが当たり前。それにもかかわらず、従前のような需要があることを見越して生産を行っていても売れないのは分かりきったこと。このように質的に需要の変化があったのだから、それに供給も合わせて行かなければならない。そのためには単体で売りに出すのではなくプラットフォームを作り出してまとまりに価値を見いださなければならないというような内容。2012/11/05

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