出版社内容情報
裁判には何が求められているのか、刑務所や少年院は犯罪抑止や矯正に役立っているのか。経済学の目から分析し、日本の刑事政策を問う。
【著者紹介】
慶応義塾大学商学部教授
内容説明
失敗を赦す社会か?徹底して排除する社会か?犯罪抑止力として、社会復帰のための施設としての刑務所、少年院の役割を問う。
目次
第1章 赦しの合理性
第2章 犯罪は抑止できるのか
第3章 刑事裁判と応報
第4章 刑務所を考える
第5章 少年犯罪とサイコパス
第6章 更生保護
著者等紹介
中島隆信[ナカジマタカノブ]
1960年生まれ、83年、慶應義塾大学経済学部卒業。現在、慶應義塾大学商学部教授、商学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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風柳
22
1章の刑務所に関するコストの話は面白かったがそれ以降は単なる刑務所論となっており経済学との結び付きを感じられず残念2026/06/06
CCC
15
罰のコストは高くつく。もっと費用対効果を考えよう、という話でした。生活保護よりもはるかに高額な収監費用。貧困者や障害者を塀の中に追いやることは、たしかに得策とは言えない。また、罰で更生しないならもっと罰を、というのでは、問題が一向に解決しないループ状態になる。罰則一辺倒で解決する問題は限られている。犯罪を最小化するためには様々なアプローチが必要だろう。それにも費用はかかるだろうが、それは収監費用よりもかかるだろうか、と考えると費用的にはそこまでハードルは高くない気がする。治療より予防みたいな話と思えば。2019/04/10
kotte
13
Kindle Unlimitedで読みました。厳罰化による犯罪の抑止効果とそのコストについて考えるきっかけになりました。体感の治安と実際の治安が違うという指摘もその通りで、現在の日本の治安については上手くバランスが取れていると思っています。2017/07/05
tom
8
万引きを何度かやってしまうと裁判になる。そうなると国が弁護士を選任してやって、ここで130万円。刑務所にはいることになったら1年で300万円(ついでに言うと、警察、検察庁、裁判所のコストは不明)。トータルひょっとすると1000万円を軽く超えるという話。ここらあたりを、もっと詳細に計算した上で、犯罪をやってしまった人を刑務所に入れることと社会復帰にかけるためのコストを比較してくれれば、刺激度がはるかに増したと思う。ただし、著者のような観点から「犯罪」を検討した本は、他には見当たらない。先駆けとしての良書。2012/05/20
sawa
5
★★★☆☆ 経済学の視点から刑務所のコストや合理性についてに絞って書かれていればもっとおもしろかった。刑務所の問題点、出所後の受刑者の社会復帰、少年犯罪者の更正などに盛れる部分が多すぎるのと、それに対する解決策がまさに机上の空論であり興ざめ。(図)2012/04/14




