出版社内容情報
稀代の戦略家が後世に伝えたかった本音とは? あらゆる組織における決断とリーダーシップの勘所を、現代日本の「軍学者」が読み解く。
【著者紹介】
評論家、軍学者
内容説明
あらゆる組織における決断とリーダーシップの勘所を現代日本の「軍学者」が読み解く。稀代の戦略家が伝えたかった本音。わかりやすい新訳で読む古典の名著。
目次
第1部 戦争の性質
第2部 戦争の理論
第3部 戦略概論
第4部 戦闘
第5部 戦闘力
第6部 防禦
第7部 攻撃
第8部 戦争計画についてのノート
著者等紹介
兵頭二十八[ヒョウドウニソハチ]
1960年、長野市生まれ。陸上自衛隊北部方面隊、神奈川大学英語英文学科、東京工業大学大学院社会工学専攻修士などを経て、著述業。2002年末からは函館市内に住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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朧月
4
古典的名著、らしい戦争について書かれた本。 編集者の注記がところどころに挿入されており、非常に読みやすいです。 この手の古典は当時の状況など、周辺事情が分からないと意味が伝わらないような不安があるものの、そうした歴史的背景について、丁寧に解説されているのが特に助かります。 内容的には現場主義である著者の熱い思いが伝わってくる内容。 当時の歴史と戦争の関わりも分かり、面白かったです。 ただ、話題があちこちに飛んでる感じがする部分は読みづらかったです2014/01/04
ひ※ろ
1
★★★☆☆2014/03/21
taskun
1
文体の癖が強く、また訳文と同じくらいに作者の解説が入り、そのノリについていけなければ読み通すのは困難かも。もう少し一般向けに客観的に書いてほしかった。スイスの軍事学者ジョミニの名前は『戦争論』の中であっさり1度しか出てこないと書いているのに、訳文の中で何度も「ジョミニ氏」と書いた上「(クラウゼヴィッツの)心の中の叫びはかくの如しであります」などと解説しており、著者自身も超訳と云っている通りどこまで原典に忠実な訳なのかあやふや。2012/01/02
阿佐木 零
0
とっかかりとしては良い本だと思う2016/01/11
Shinsuke Mutsukura
0
「全部、やられてんじゃねーかよっ!」って感じですね。 最初は現代にはマッチしないと思ったのですが、読んでいくにつれて納得することがたくさんありました。戦国時代ばっかりテレビドラマでやってますが、あれらの戦争も基本はこれなのではないかと思います。 それと欧米の連中の思考過程がこれなので、対抗するためには必読となりますね。 これは他の訳者のものも読んでみたいと思いました。2016/01/03