出版社内容情報
新ビジネスのアイデア、アジア市場戦略から、東北の復興策、年金・社会保障・財政改革まで、辛口かつリアルに日本復活のストーリーを語り尽くす。
【著者紹介】
モルガン・スタンレー調査統括本部経済調査部長、マネージングディレクター
内容説明
製造業の急速な海外展開、深刻さを増す財政問題―。これから日本経済は、究極の正念場を迎える。危機から甦るストーリーは考えられるか。『ワールドビジネスサテライト』での「辛口コメント」に定評があるフェルドマン氏。一方、『報道ステーション』でのタブーに斬り込む経済ルポが人気を博す財部氏。経済の現場を知り尽くし、問題の本質を見極めた2人が、「あっと驚く」再生プランの数々を提言。
目次
第1章 野田政権の経済政策に物申す!(評価できる二つのポイント(財部)
個々の政策に疑問が多い野田政権(フェルドマン) ほか)
第2章 グリーン・テクノロジーの大チャンス(東北の復興は二十一世紀型産業で(財部)
日本のものづくりが優れている点(フェルドマン) ほか)
第3章 アジアの急成長を取り込む戦略(アジアの需要はまだまだ伸びる(フェルドマン)
中国の問題点はガバナンス能力の欠如(財部) ほか)
第4章 アメリカと日本はパラレルワールド(成長ストーリーが見えないアメリカ経済(フェルドマン)
日本経済と同じ道をたどっている(財部) ほか)
第5章 「起死回生のストーリー」への構造改革(震災復興に伴う議論の危うさ(財部)
正しい財政政策を打ち出す選挙制度とは(フェルドマン) ほか)
著者等紹介
フェルドマン,ロバート・アラン[フェルドマン,ロバートアラン][Feldman,Robert Alan]
モルガン・スタンレーMUFG証券マネージングディレクター。1953年、アメリカ合衆国テネシー州生まれ。76年、イェール大学で経済学、日本研究の学士号を取得したのち、日本銀行や国際通貨基金などで研究職に就く。84年、マサチューセッツ工科大学で経済学博士号を取得。ソロモン・ブラザーズ・アジア証券を経て、モルガン・スタンレー証券に入社、現在にいたる。テレビ東京系『ワールドビジネスサテライト』などのコメンテーターとしても活躍している
財部誠一[タカラベセイイチ]
経済ジャーナリスト。1956年、東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、野村證券に入社。同社退社後、出版社勤務を経て、経済ジャーナリスト。95年、経済政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」設立。金融、経済誌に多く寄稿するとともに、テレビやラジオで広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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