PHP新書<br> 世界に負けない日本―国家と日本人が今なすべきこと

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PHP新書
世界に負けない日本―国家と日本人が今なすべきこと

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569801162
  • NDC分類 304
  • Cコード C0231

出版社内容情報

日本と日本人が世界に負けない力をつけるために。米中の現状を解説する他、日本が主張すべきこと、自身の情報収集法なども述べる。

薮中三十二[ヤブナカミトジ]
元外務省事務次官

内容説明

「日本企業はグローバル市場を相手にしなければ生き残れない」という警鐘が鳴らされて久しいが、いまの日本ではむしろガラパゴス化がますます進んでいるのではないだろうか。かつて六カ国協議の日本代表を務め「ミスター外交」と呼ばれる著者が、日本人がグローバル社会で渡り合うために身に付けたい5つの力を語る。さらに空母よりも威力がある「東シナ海油ガス田共同開発合意」など、日本国がアメリカや中国などに対して主張すべきことを説く。巻末には著者主宰の私塾における瀬谷ルミ子氏の講演を収録。世界の紛争予防に努めてきた経験からグローバル人材の要諦を語る。

目次

序章 「世界に負けない力」を身につけるために
第1章 グローバル人材五大必須条件―「微笑と言い訳」だけでは世界に屈してしまう(英語力―文法無視でもいい、とにかく話すこと;情報力―世界で本当に起きていることに無知な日本;「個」の力―「個」を際立たせ、自分の考えを押し出せ;ロジック力―面倒でも、「世界共通語」で話すこと;人間力―相手の立場に立って考える)
第2章 国際情勢の見方と「ロジック」の具体例(アメリカの大統領選挙―アメリカ社会の大変化とは?;世界は中国をどう見ているのか;ロジックの具体例―六カ国協議で試みたロジック発言;アメリカに対しても、理不尽なことは糺すべき;G8サミットでの経験;ASEANの不満―親しき仲にも礼儀を忘れてはいけない)
第3章 グローバル化時代の日本外交はどうあるべきか(日米同盟のこれから―アメリカに対して主張すべきロジック;アジア重視外交―鍵になるのはASEANとの連携;日中関係を考える―したたかに中国と向き合う方法は?;北朝鮮の核開発にどう対処すべきか;日露関係―北方領土問題の解決を目指して)
特別編 「薮中塾グローバル寺子屋」公開講演会を紙上再現(瀬谷ルミ子氏による講演のあらまし;学生を交えた意見交換の模様)

著者等紹介

薮中三十二[ヤブナカミトジ]
1948年大阪府生まれ。大阪大学法学部中退。外務省入省。73年コーネル大学卒業。在韓国日本大使館二等書記官、在インドネシア日本大使館一等書記官、北米局第二課長、国際戦略問題研究所主任研究員(在英国)、ジュネーブ国際機関日本政府代表部公使、在シカゴ日本国総領事、アジア大洋州局長、外務審議官(経済・政治担当)、外務事務次官などを経て、立命館大学特別招聘教授、大阪大学特任教授、野村総研顧問。また、グローバル人材を育成する私塾「薮中塾グローバル寺子屋」を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダンボー1号

8
本の内容とは少し離れるがグローバル化を否定する人も最近増えてきた。ナショナリズムの台頭?いやむしろ経済の鎖国化を唱えるが日本はそもそもGDPでかつて2位で貿易で栄え最もグローバルに対応する必要がある。 いいことばかりでもないが逃げて内にこもってもダメだということ。と偉そうに言えないが国内の都合のみ優先し・個々のワガママでは世界に通用しない。 2016/06/30

BluePlanet

7
★3.9 2016年5月27日発行。なるほど日本の外交官に著者のような「ミスター外交」と呼ばれる人間がいたんですね。G8サミットや6ヶ国協議、さらには、ASEANとの関係において著者のような人物が根回しをしていたから、首相が確り対応できたんですね。また著者はグローバル人材が日本で育つために英語力、情報力、個の力、ロジック力、人間力が必要と。特にこの中でも国と国の交渉においてはロジック力が重要と。確かにその通りだが、最後に藪中塾の話がでるなど、色んなことを盛り込みすぎで、なんか焦点がぼけてしまったような。2016/10/15

元よしだ

4
外交の場でのやりとりがでてきて大変、興味深かったです。 著者がアメリカに対して 「日本はイランとの間で長年にわたって格別に友好な関係にあった→イランの最大の油田、アザデガン油田の開発権益を日本は与えられていた。しかしイランの核疑惑により、日本はこの権益を放棄した。そしてその権益を奪ったのは中国である。中国を常任理事国だからといって特別扱いすることはないだろうな」と主張。 アメリカ→「中国の特別扱いはない」という釈明。 などなど。 この著者の本、読んでいきたいです。 2018/01/11

乱読家 護る会支持!

4
前半は、グローバル人材に必要な5つの能力「英語力〜ともかく話す」「情報力〜世界で本当に起きている事を知る」「個の力〜自分の意見を出せ」「ロジック力〜ロジックは世界共通」。後半は、対北朝鮮、対アメリカ、対中国、対韓国の話、、、なんだ青山繁晴さんにだんだん近づいていきますがな、、、あと、グローバル人材に必要な能力として、「祖国力〜日本の国の成り立ちや国民の強さを知ること」かなあと思いました。知らんけど。(=゚ω゚)ノ2016/09/09

Meistersinger

4
最近の国際情勢など、まとまりが今いちない。英語本の読み方で「最初と最後の20Pだけ読み、中間は必要な処を斜め読み」というのは有効なやり方。「ロジックで話す」は一番重要なことだった。2016/08/11

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