出版社内容情報
『平家物語』は、数多くのイケメンの活躍、波瀾万丈の恋愛が盛り込まれています。漫画やイラストを多数用いながら華やかな世界を案内。
【著者紹介】
作家
内容説明
美男子、たくさん揃ってます。ベストセラー『美人の日本語』の著者による女子のための平家物語案内。
目次
第1章 平家のスーパースター・清盛誕生!
第2章 清盛ファミリーの全盛時代
第3章 かげりゆく栄華
第4章 平家よ、どこへ行く?
第5章 激突!源平サバイバル
第6章 大いなるエピローグ
著者等紹介
山下景子[ヤマシタケイコ]
兵庫県神戸市生まれ。武庫川女子短期大学国文科卒業後、作詞家を目指し、「愛知・名古屋マイソング」などで受賞。初めての著書『美人の日本語』(幻冬舎)は26万部を超えるベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅてふぁん
24
今となっては有名な冒頭の一節くらいしか記憶にない。『超入門』とあったので手に取ってみたけれど、入門、だったのかな?登場する主な人物について少し詳しくなった気もするけれど、物語のあらすじがよくわからなかったというか…原文が一切書かれていなかったから『平家物語』を読んでいるという実感がわかなかった。物語の跡地の紹介や当時の他の史料の記述など、平家物語に関する雑学本という感じだった。2017/09/16
びっぐすとん
18
図書館本。平家物語の超入門編。イケメンから平家物語を語るってナイス!正統派から武鬪派までイケメンが各種揃ってる平家が驕っちゃうのも無理はない。しかもこのイケメンたち、揃いも揃って(クズ頼盛除く)親兄弟の結束固く、妻子を大事にする21世紀的「ダンナさんにしたい理想の男子」たちなのよ!武門なのに軟弱化したなんて言われてたけど、和歌も読めるし弓矢も引く、歌って踊れるアイドルより数段上の男たちなのよ。死を覚悟で一族総出(子沢山なんだ、これが)で戦って、見事に散って行った彼らに比べたら義経や義仲なんて所詮山出しよ。2022/03/08
びっぐすとん
15
再読。図書館で借りてその後ブックオフで購入したのよね、この本。今村さん『茜唄』読んだら再読したくなったので引っ張り出してきた。歌って踊れる、じゃなくて和歌も詠めて武士としての技倆もある、しかも恋をすれば超ロマンチックで妻子を大切にする、花も実もある公達ばかり。一族郎党の結束が固くて手に手を取って、兄弟で、乳兄弟と、次々と海中に沈んでいくさまは想像するだけで涙を誘う。あんなに驕らずに、もっとじんわりと朝廷を支配していたら優れた人物も多かったのだからもっと栄華は続いたのではないかしら。歴史にifはないけどね。2023/11/26
tsubomi
4
2022.02.06-03.06:イラスト、マンガ、ランキング、解説文でわかりやすく『平家物語』を説明した一冊。琵琶法師の孫の女の子が祖父に尋ねる形をとっていて、なんとなくアニメ『平家物語』のびわを連想しながら読みました。タイトルに違わず、出てくる人、出てくる人、みんな魅力的でカッコいいです。あの宗盛さえそんなに悪くないかもと思えたり(苦笑)。重盛は同時代人の資料で本当に人望厚かったけれども殿上乗合事件で復讐したのは清盛ではなく重盛、など史実も伝えていて◎。巻末の源平合戦早見表がとても見やすくてよいです!2022/03/06
ムト
2
授業の導入で使おうと思って。思ったより詳しく分かりやすく書いてありました。2016/10/22