内容説明
江戸時代、男しか観戦できなかった人気娯楽とは?おしゃれな江戸の男たちが毎日のように通ったお店とは?上野・不忍池が人気のデートスポットだった理由。浮世絵ビジュアル150点以上、江戸の24時間を完全再現。
目次
江戸の夜明け、朝の第一声が日本橋からあがるのはなぜか?
江戸の商家で眠い目をこすりながら誰よりも早く起きて、働き始めるのは誰か?
早暁の日本橋を大名行列がいち早く出立しようとした理由
町境に設置された江戸の治安を守る施設「木戸」の朝
江戸っ子たちが朝の身支度で気を遣ったのは口臭予防と歯の白さ
江戸のご飯は朝炊きが常識!朝はホカホカご飯だが、昼夕は冷や飯だった!
朝からにぎやかだった庶民が暮らす裏長屋プライバシーとは無縁のその構造とは?
キレイ好きな江戸っ子が集う、床屋「髪結床」順番待ちの間の意外な楽しみ方とは!?
江戸庶民の時計代わりだった「動くコンビニ」とは?
朝餉を終えたおかみたち、着物は分解して洗った!?〔ほか〕
著者等紹介
大石学[オオイシマナブ]
1953年東京都生まれ。東京学芸大学卒業。同大学大学院修士課程修了。筑波大学大学院博士課程単位取得。徳川林政史研究所研究員、日本学術振興会奨励研究員、同特別研究員、名城大学助教授などを経て、東京学芸大学教授。テレビや映画時代劇の時代考証でも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ブルちゃん
28
江戸の暮らしが少し分かった。 タバコは大人のたしなみだった。 女性は美意識が高かった。 糞尿が高値で取引されていた。 訳ありの恋人たちが集う出会い茶屋があった。 お寿司が屋台で売られていた。 うむ。面白かった。2019/12/09
bluemint
3
昨日読んだ「お江戸の意外な生活事情」とほぼ同じ内容だが、解説に応じた浮世絵が多く載っておりとてもわかりやすい。丁稚小僧の生活、夜閉じられる木戸、煮炊き、寿司や天ぷらなどの屋台、月見、火事火消の様子など初めて見る浮世絵が多い。大判絵の書き込みが細かいところまで目が行き届いており、小物を見ていても発見がある。2018/08/11
kei
2
江戸時代というと遠い昔のような錯覚を起こしますが、人類の歴史上から見てそれほど昔では無く、今の時代が急速に加速しているのだと思います。本書は江戸の庶民の暮らしを24時間に割って面白く教えてくれます。挿絵も多く使用されていて、読み物としても、資料としても楽しめた一冊でした。2012/03/26
みきこんぐ
1
資料として購入。 江戸庶民の一日のスケジュールや流行ごとなど簡潔に載っています。 イラストが多いのでわかりやすかったです。2015/06/25
つばき
1
カラーの絵入りで、とってもわかりやすい。2012/06/14