日本人は原発とどうつきあうべきか―新・原子力戦争

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日本人は原発とどうつきあうべきか―新・原子力戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569800035
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0030

出版社内容情報

脱・原発で本当にいいのか? 70年代に話題作『原子力戦争』を発表した著者が、新たな取材を敢行し、3.11後の問題の核心に迫る!

【著者紹介】
ジャーナリスト

内容説明

「脱原発」こそ無責任だ!70年代に話題作『原子力戦争』を発表した著者が、東京電力幹部、担当大臣、識者などへの取材をもとに、われわれの暮らし・安全に直結する大問題に斬り込む。

目次

原発事故=「第二の敗戦」を超えよ
第1部 原発事故勃発(“悪の権化”として孤立する東電;事故対応の誤算;技術の破綻か、管理の手抜かりか;汚染水処理の現状)
第2部 日本のこれからのエネルギー戦略(「脱原発」は情報に基づき、冷静に議論せよ;自然エネルギーの比率を増やしつつ原発を活用;細野豪志・原発事故担当大臣を直撃)
放射能汚染とどう向きあうか
あとがきに代えて―「脱原発」は一国平和主義だ

著者等紹介

田原総一朗[タハラソウイチロウ]
ジャーナリスト、評論家。1934年、滋賀県彦根市生まれ。早稲田大学文学部卒業。岩波映画製作所、テレビ東京を経て、フリージャーナリストとして独立。テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』では、生放送中に出演者に激しく迫るスタイルを確立、テレビの報道番組のスタイルを大きく変えた。活字方面での活動も旺盛で、共著も含めれば著作数は優に100点を超える。現在もテレビ、ラジオのレギュラー、雑誌の連載を多数抱える、もっとも多忙なジャーナリストである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

それいゆ

19
原発については、テレビ報道や数々の書籍が発行されており、田原さんが言うことが特別な内容でもないので、あまり新鮮な感じはしませんでした。原発事故は、平安時代の貞観地震級の大津波がくればどうするかについて具体策を議論しなかったことにつきるのかなと思います。原子力発電よりも自然エネルギーの方がいいのは誰もがそう思っており、脱原発、反原発と言うのは簡単だし、原子力発電の比率を下げればいいのも分かっています。田原さんはメタンハイドレートの開発は難しいと言っていますが、本当にそうなのでしょうか?私には分かりません。2012/04/23

jiangkou

2
3.11後、あえて原発を導入時代の関係者、事故対策にあたる東電の関係者、経産次官など原発に携わる人の意見を聞いた本。納得いかない部分もおおかったものの、やはり科学的な根拠から原発とのつきあいを考える必要を痛感した。脱原発に舵をきるべきだ、とは思うがやみくもに反原発を唱える人の存在が正しい原発の安全議論をさせない一因となっているとも感じた。個人的には今回の原発事故は「管理上」のミスだった(日本のミスを許さない社会風土から醸成されたミス)というのがしっくりきた。原子力戦争と合わせてよむべき良著。2016/01/28

happyrich

1
脱原発を訴えるのは簡単だし、異論のある人は少ないと思うが、反対意見を許さない反原発派の態度は、かつての安保闘争を彷彿とさせ、科学的な検証や、リスク管理の視点からの論議を一切許さないなど、問題が大きいことを指摘。また、脱原発の先にある現実として、高コストの自然エネルギー負担は国民に跳ね返り、日本の国際競争力が下がり続けること、残された核燃料をどう処理するのかなど、冷静に見極めるべき問題を提起してくれている良書。深く考えずに、やっぱ原発はいやだよね、と言ってる人に読んで欲しい1冊。 2012/09/07

Riopapa

1
震災後は感情的に反原発になっていたが、もう少し冷静に考えてみる必要はあるかも。ただ、今でも東南海地震が来たら、あの辺の原発は大丈夫なのかという懸念は拭い去れない。2012/05/21

M

1
未だ絶対的な安全性の確保を求め、「リスクの確率」で議論が出来ない日本において、"第一の敗戦"を生き抜いてきた著者の言葉には重みがある。常に悪玉扱いされている東電の"現場"を中心に取材された内容は、安全な場所からみていた自分の浅はかさを気付かせてくれる。「建屋をカバー」したらどうなるか?現場にいれば気付く大きな問題すら、安全な場所にいる人々は気付かない。必死に最悪の事態を防ごうとしている現場が、廃炉を恐れて海水注入を拒否するなど、冷静に考えてみればおかしいはずなのに、気付けない。原発賛否関係なく読むべき本。2012/03/11

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