出版社内容情報
写真撮影が困難な深海生物をフルカラーイラストで再現。奇妙な姿形から生態までを詳細解説した、ファン納得の一冊。
【著者紹介】
サイエンスライター&イラストレーター
内容説明
水深200メートルで十数℃、水深2000メートル以上になると2~3℃程度しかない。暗く、冷たく、餌に乏しい。これが深海である。こうした環境が深海生物を形作った。特に海水中を浮遊する生物には奇怪で奇妙な形をしたものが多い。人類最後の秘境に暮らす撮影不可能な生物62。
目次
第1章 不思議な生き様(ワニトカゲギス―六角形の鱗に覆われた深海のドラゴン;ユウレイイカ―腕長、透明、光ります ほか)
第2章 透明な生きものたち(プランクトテウティス・オリゴベッサ―すだれがずらり、深海の流れ者;サメハダホウズキイカ―私は深海の透明アドバルーン ほか)
第3章 怪異な進化(シチクイカ―私の手は自分で泳いでいく、のかも;ダイオウホウズキイカ―ずらりと並んだフックが目印 ほか)
第4章 特異な能力(クラゲイカ―色を駆使する策謀家;シダアンコウ―逆さま泳ぎ、ぐるんと回転 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
40
最近、深海魚の生態が少しずつわかってきたようだ。それにともない深海魚の姿が写真で紹介されることも多くなってきた。しかしその反面、昔から深海魚の怪異な姿をイラストでみて育った者としては意外に小さかったりそれほどたいしたものでなかった写真でガッカリもした。この本は、そんな深海魚マニアのひとりとして非常に嬉しい本だ。著者がイラストも描いているせいか、深海魚に対する熱い思いが伝わってくる。見知らぬ深海生物はまだまだいるはずだ、ワクワクする。2015/06/19
さこぽん
2
撮影不可能とあるが、実際撮影されているものもあるので ”困難” なのではないかと。 すべてがイラストで描かれているが、じつにすばらしい。 グロいのだ。 でもワクワクしてしまう、興味深い。 この本では”イカ”が多かった。イカといってもいっぱいいるらしい。 今度は写真のん借りてこよう。2012/06/06
ジョジョ
1
標本や映像では欠損があったりぼやけたりするからと、全編イラストで「イデア」な姿が描かれた深海生物たちがもう本当に魅力たっぷりな一冊。驚く生態や進化(退化)ばかり。熱い。2016/07/03
山田
1
さいごに生き残るのは深海生物かもしれない。2012/01/05
武智一雄
1
深海生物やUMAは大好物であります。イラストも写実的ではないが、幼少期に読んだこの手の本のイラストのテイストが堪らないっす。2011/11/10
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