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ギャングエイジ

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  • サイズ B6判/ページ数 378p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569797649
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

小学校の新米教師・日野晃道(ひの・あきみち)。前任者は行方不明!? 引継ぎもなく、いきなり三年生の担任になったのだが……。

【著者紹介】
作家

内容説明

「学級の再生という物語」を通じて、学校の「いま」と家族、地域の「在り方」をリアルに描いた長編エンタテインメント。

著者等紹介

川端裕人[カワバタヒロト]
1964年兵庫県生まれ、千葉県育ち。東京大学教養学部(科学史専攻)卒、日本テレビ入社。科学技術庁、気象庁などの担当記者として、宇宙開発、海洋科学、自然災害などの報道に関わる。97年に退社し、独立。98年『夏のロケット』で、小説家デビュー。小説やノンフィクションの執筆を中心に活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クリママ

40
小学校。2年生で学級崩し、新3年生でクラス替え。そのクラスに急遽着任した新卒の先生の奮戦。児童、先生、保護者、小学校での出来事が詳細に綴られているが、若い男性教諭の戸惑い、悩みも含め、生き生きと描かれ、興味深く、読みやすい。ただ、最終的に、校長の学校運営や学外の権力者に話が進み、結局何だったのだろうと… 2018/03/10

kinnov

39
公立小学校に赴任してきた新任教師の目を通して描かれる、教育のお話。教師、親、地域の住民の関係は、いつの間にこんなに歪になってしまったのだろうと改めて思う。学校なんて勉強だけ教えれば良いのに、あまりにも多くの物を担わせ過ぎな今の状況の中で、必死にもがく少し鈍感な主人公に救われる。当たり前だが、どんな環境でも子供は日々成長していく。大人が「子供のため」と言う言い訳の下に卑しい行動をしていたとしても。奇麗事ではない学校の状況を背景として、理想の教師や希望を主人公に据えたお話は、心地よく読み終える事ができた。。2021/01/27

RIN

31
新卒で小学校3年生の担任をすることになった日野先生と3年2組の子供たちのお話。と言えば、何か牧歌的な物語を想像してしまいがちだが、そこは子供の世界の現実をよく御存知の川端裕人さんならではの一筋縄でいかない、なかなか深いお話。実際には今の小学校教育がどんな感じなのか全く知らないので、この話がどこまで現実に即しているのかは不明だが、とにかく教員と親の大変さときたら信じられないくらい。カリキュラムも保護者の関与の仕方も地域との連携なるものも、自分らの小学校時代とは隔世の感あり^^;。未知の世界を覗いた感じで◎。2015/10/31

麦焼酎(ミユキ)

29
てるてる先生はフットワークが軽い、若い、鈍感を武器に頑張りました。去年、息子の同学年クラスが新任の先生で軽い学級崩壊的な感じになりかけていた。やはり新任の先生は大変なのだろう。そして親の存在はでかい。昔と今の教師の位置づけが変わりすぎてる事にも共感。教師は我が子を指導して頂く存在。不安は絶対ないなんて言えないけど、保護者と先生や学校の信頼関係を築くために働きかけたい。母が私に教えてくれた。子供の前では先生の事、どんな事があっても悪く言っちゃあかん。親が教師をけなしたら子供は絶対に教師を信用しないから。と。2016/10/24

Lesen

25
急に欠員が出た小学校に新採の教員として赴任する事となった主人公。受け持つのは去年学級崩壊して、途中で前任の先生が辞めたクラスの学年だった。嵐のような1年の始まりだった。これでは先生大変ですね。地域も保護者も過剰に反応するのではなく、見守り、信頼を築けたれたら良い。不安だと思う事も確かにある。だからこそ見守りたい。そうした過程で子供も、先生も、親も成長し育っていくのだと思うから。リアルな内容でした。2015/08/21

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