出版社内容情報
二人を結ぶのは幼き日の「おまじないの歌」。映像化され話題となった『タイヨウのうた』の著者が描く成長と絆の純愛ストーリー。
【著者紹介】
作家、オフィスTEN代表
内容説明
祖母が教えてくれた「ひ、ふ、み、」から始まるおまじないの数え歌。それが大学生の真紀とサーカスの団員・亮二とを結びつけるものだった。亮二の怪我がきっかけで、二人の心は急速に近づいていくのだが、亮二は、すぐに次の公演先に向かうことに。真紀と亮二は、若さに任せて逃避行の旅へ。向かった先は熊野だった…。
著者等紹介
天川彩[テンカワアヤ]
北海道生まれ。大手音楽プロモーション会社勤務、某新聞社系情報誌記者を経て1996年、ラジオ連続ドラマシリーズ(朝日放送)で脚本家デビュー。以後、作家、作詞家、コラムニスト、童話詩人、映像監督としてなど、幅広い分野で活躍中。小説『タイヨウのうた』(ソニー・マガジンズ/SDP)は、映画・テレビでも話題となる。自然の叡智と命の尊厳をテーマとした企画事務所「オフィスTEN」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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柊子
7
「誰でも諦めなければ夢は叶う」というお話。恋愛も仕事も・・・。旅情を絡めながらきれいな愛のストーリーにまとめてあるが、残念ながらあまり心に響かない。彼の転落ぶりをもっと惨めに、情け容赦なく描けば、インパクトが出せたのでは?と思う。2012/10/10
夏花
4
熊野。ずっとずっと行ってみたいと思っている地ですが、ますます行ってみたくなりました。勢いで駆け落ちしてガンさんや神さまと出会って、お互いのために別れを選ぶ。たった数日で子供から大人になった亮二と真紀。再会を祈って夢に突き進む二人。それぞれに山あり谷ありの人生。月日がたってお互いのことを忘れかけても、それでも一番の支えになっているのはあの子供から大人になった数日の日々。縁って不思議なものだなと思いました。2015/04/01
はなみずき
1
流れが単調かつうますぎて、あっという間に読めたものの、なんか腑に落ちない感・・・。きれいすぎて柔らかすぎて人間的な内面もうつろなまま。漫画かテレビドラマでみたら良い作品でインパクトがでてくるかなぁ。状況や環境はとてもいい場所を使ってあるし、鑑賞したら素敵かも。2014/07/02
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- 和書
- 事実の核心