出版社内容情報
Jリーグ昇格を目指すチームのエースに降りかかった殺人疑惑。事態の真相究明に、チーム強化部長の柏原は、動き出すのが……。
【著者紹介】
作家
内容説明
昇格を目指すJFLミストラル佐崎のエース乾に持ちあがった殺人疑惑。強化部長の柏原は真相究明に動き出す。調査の末、殺されたと思われた女性は、単に姿を消しただけだった―。失踪事件に関し頑なに口を閉ざす女性の家族たち。乾の嫌疑は晴れ、チームは昇格に向け勝ち進むだけだったが、彼のパフォーマンスは明らかに落ち始め…。
著者等紹介
水原秀策[ミズハラシュウサク]
1966年鹿児島県出身。早稲田大学法学部卒業後、不動産会社勤務。衆議院議員秘書(公設第二)、塾講師などを経て、現在に至る。2004年に『サウスポー・キラー』で第3回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
70
イヤミス?。主人公含めちょっとキャラがなぁ・・・。2018/07/30
まつじん
16
熱いんだか醒めてるんだか立ち位置の微妙な主人公がJFLのチームをJリーグに昇格させようとガンバリマス。この熱過ぎず醒め過ぎずは水原秀策さんのデビュー以来変わらぬ”味”だと思いますが、ドッカでブレイクするのかなぁ。「謎解きはディナー・・・」みたいにブレイクする日が来ないとも限らないのかも???2011/11/03
けえこ
9
初読の作家さん。 図書館の廃棄本。 JFLの弱小サッカーチームが舞台のミステリー。 読後感の悪いスポーツ物でした。 2022/07/27
ラムネ
4
大学スポーツいや部活を含めた、 学校スポーツの問題点かもしれない。 スターが生まれる一方、 試合に出られない大勢のメンバーが生まれる。 教育の名のもとに我慢や献身が推奨され、 スポーツを楽しむ観点は後回しとなる。 そこに歪みが生まれる。 今回の悲劇はその歪みが生み出したとも言える。 スポーツを愛した少女が、 その犠牲となったことは本当に悲しく切ない。 二度と起こって欲しくない。2018/04/29
外道皇帝
3
J2への昇格目前にいるJFLチーム、ミストラル佐崎のエースプレイヤー・乾に殺人の疑惑が・・・。強化部長の柏原が内々に調査をすると単に失踪しただけとわかったが、その裏にはまだ何かが潜んでいた。ちょっと前のスーパーフリー事件をモデルにしたような事件内容で、あまり気分が乗らなかった。まあ貧乏なJFLチームの実態はよく分かった。柏原の行動や言動が「殺人」という事態に対してそれほど重大感が感じられないのもマイナスかな。全体的に井上尚登のホペイロシリーズを重くした感じかなあ。2012/02/06