内容説明
迷宮入りの謎に包まれる幕末、「日本人意識」を確立した明治時代、背広で濶歩!サラリーマン誕生の大正時代、存亡の危機に瀕した戦前までを一冊で。
目次
第1章 幕末の動乱と明治維新(ペリー来航―日本を揺るがした黒船の衝撃;開国と安政の改革―幕政の伝換と井伊直弼の独裁 ほか)
第2章 近代国家への道(自由民権運動―豪農商層を巻き込んだ国民運動;政党の出現―国会開設の詔の真実 ほか)
第3章 民衆の声が力を持った大正時代(デモクラシーの歩み―政治に力を及ぼす国民の主張;第一次世界大戦―権益強化をねらった日本の参戦 ほか)
第4章 太平洋戦争へと向かう日本(日本経済を襲う危機―度重なる恐慌により進む財閥の産業支配;国際連盟脱退―強硬外交の果てに国際社会から孤立 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
notti0929
3
明治維新から日清日露戦争あたりまではおおよそ把握していた内容だったが、太平洋戦争以降は抜け落ちていることが多く有益だった。太平洋戦争末期の痛々しさは読んでて辛かった。「侵略戦争だったのか、それとも聖戦だったのか」、「戦争責任は誰にあるのか」といった話題になりがちだが、視野が狭い気がする。それよりも、尊い人命が多数失われた事実を"自分ごととして受け止める"ことが大事。2019/02/07
Katsuya Nagano
0
Aが起きた→その結果Bになった→その結果Cになった...と事件の連鎖と原因がわかりやすい構成になっていた。また、それぞれで重要な要素なども学べて雑学混じりの授業を聞いているようで学びやすかった。2014/09/02
39taka
0
unlimited。教科書のような本。基本的な歴史知識がないので、それはそれで勉強になるが、面白さやワクワク感はあまりない。もう少し、時代を絞って深掘りした本の方が入り込めそう。幕末〜明治維新が面白そうだが、登場人物が多すぎ。目線を変えれば、受ける印象も大分変わるだろうな。2022/06/26