PHP新書<br> 真面目なのに生きるのが辛い人

電子版価格
¥679
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

PHP新書
真面目なのに生きるのが辛い人

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 229p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569795515
  • NDC分類 159
  • Cコード C0211

内容説明

「生きること」が楽しいか、辛いか。人間にとって根源的な問いである。生きるのが辛い人は、無意識に問題があるという。心の底に堆積した憎しみの感情があるから、何をしても楽しくない。真面目に生きる以外に生きる方法がなくなる。辛いことがあって真面目に逃げた結果、真面目依存症になる。そのため真面目に生きているのに辛い。自己蔑視、自己憎悪、そして生への恐怖と苦しみに悩まされる。「苦しい」と叫ぶ人はどのような深層心理を抱えているのか。ありのままの自分を認めることの大切さを考える。

目次

第1章 なぜ、真面目に生きているのに辛いのか(ネクロフィラスな人、バイオフィラスな人;なぜ、相手を責めてしまうのか;うつ病者はなぜ人生を楽しめないのか)
第2章 自己蔑視の心理学(心理的に成長できない人;人生を振り返って考えてみる;神経症的な親の特徴;自己憎悪を外化する)
第3章 「苦しい!」と叫ばなければ、生きていけない人(「トップダウン・セオリー」と「ボトムアップ・セオリー」;「苦しい!」と叫ぶ人の深層心理;自己憎悪している人の心の中)
終章 生きていて楽しくない人の深層心理(「人生に疲れた」という人達へ)

著者等紹介

加藤諦三[カトウタイゾウ]
1938年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了。73年以来、たびたびハーヴァード大学研究員を務め、現在、早稲田大学名誉教授。またハーヴァード大学ライシャワー研究所准研究員、日本精神衛生学会顧問。ニッポン放送系ラジオ番組「テレフォン人生相談」レギュラーパーソナリティとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とろこ

55
タイトルと内容が乖離している印象を受けた。2011年発行で最新ではないとはいえ、氏の説は特に目新しいものではない。また、氏が依拠しているのが、ほぼ、カレン・ホルナイの論であり、偏りがみられる。また、心理的マイナスと神経症と精神疾患を一括りにしており、乱暴だと感じる部分も少なくなかった。氏は、生きるのが辛い人は憎しみを抱えているからだと述べるが、皆が皆そうではないと思う。首肯できる部分もあるにはあったが、全体的には、私が求めている本ではなかった。2018/11/10

Humbaba

3
自分にとって最も影響を与える存在は,自分自身である.だからこそ,自分が自分を好きになることが何よりも大切である.好きになれれば,いつでも好きな人と一緒にいられるため,幸福を感じられる.一方もしも自分を嫌ってしまえば,四六時中嫌いな相手と一緒にいることになり,それは不幸への片道切符となるだろう.2012/12/30

T坊主

3
私の周りにも2人いました。一人は確かに精神科に通院していました。自分の存在を知らしめる為に自分で勝手に書類を整理して自分に聞かないと分からないように仕向けていました。一番ダメな事は本人が一番気がついていないこと。周りが迷惑しているのに。嫉妬深い、思い込みが激しい人もこの範疇に入るのかな?2012/03/18

beirain

2
自分にもあてはまるところがあるので読んでみた。 さすがにここまでは・・・と思える項目とまさにビンゴで胸が締付けられるような想いで読んだ項目もあった。 幼い頃の記憶をトレースすること多々あり。 いろいろ考えさせられた。 具体的な対策として本当に巻末にたった二行書かれた言葉が超印象的。 つくづく感じたことは、人間ってほんと面倒臭い生き物だよな。2018/03/08

m

2
真面目なお友達が読んでいて、なかなか自分のことを言われているようだとのこと。どれどれ貸してよ、私も・・・。真面目じゃなくても読んでしまった(笑)ほほう、と思った言葉⇒「人は自分を受け入れる程度にしか他人を受け入れられない」2012/02/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2894750
  • ご注意事項