出版社内容情報
経済学の名著が現代に教えてくれること。
世界に多大な影響を及ぼしたアダム・スミスの名著『国富論』の教えを、ポイントを絞り、現在のできごとやビジネスに照らして解説。
「古典経済学の父」と呼ばれたアダム・スミス。彼が著した『国富論』では、「自由市場経済」のメリットやしくみ、影響などを詳しく記しており、この「自由市場経済」は、現代の資本主義の礎となった。いわば資本主義のバイブルだ。本書では、この『国富論』の教えを、現代の金融や世界情勢、経済などに照らして解説。
▼低金利の今、不動産は買うべきか?
▼社員教育はどうあるべきか
▼生産性を高めるにはどうしたらよいか
▼報酬はどのように決めるべきか
▼株価暴落の際にも儲けている人は誰なのか
▼お金を稼ぐにはどうすればよいか……
▼サブプライムローン問題から、中国の一人っ子政策が生んだ弊害、環境への影響を無視したビジネスなど、現代が抱える問題の本質がよくわかり、資本主義のベースとなった古典の解釈も身につく。ビジネスや経済活動で判断を求められることになった時、考え方の指標となるだろう。
はじめに
●1 水とダイヤモンド、どちらがより価値があるか?
●2 モノの価格は市場が決定する
●3 小さな市場では、専門職になっても意味がない。大きな市場では……?
●4 新しい顧客を開拓しよう
●5 余っているものは、需要のあるところへ
●6 市場は操作される
●7 お金を稼ぐには
●8 通貨の起源
●9 お金はお金を生む
●10 人は損する確率を過小に見積もる
●11 「秘密」はビジネスに役立つ
●12 このページを読んではいけない
●13 クレジットカードは災いのもと
●14 不動産は買うべきか?
●15 あなたの保険料は適正か?
●16 少しの余分な収入が、大きな違いを生む
●17 スペシャリストをつくれば、生産性は高まる
●18 社員教育は「むち」より「あめ」のほうが効果的である
●19 経営者と社員には、垣根がないほうがいい
●20 報酬は十分に支払うべし
●21 支配よりは協調を
●22 精神面での資質こそが権威をもたらす
●23 才能は習慣によって育まれる
●24 教育で大事なのは、期間ではない
●25 発明とは観察し、つながりを見つけること
●26 直感が何にも勝ることがある
●27 給料はどのように決まるか
●28 働くことが精神衛生に役立つ
●29 報酬は能力に見合ったものを
●30 職業で人の価値は決まらない
●31 子どもは富か?
●32 女性に金銭教育をすると……
●33 大勢の製造職人を雇えば金持ちになるが、大勢の召使いを抱えると貧乏になる
●34 「倹約」は時代遅れじゃない
●35 支出は収入の範囲にとどめること
●36 すぐに満足感を得ようとすると、高くつく
●37 金利を軽く見てはいけない
●38 お金を運用するか、不動産を買うのがいいか
●39 感情はビジネスの妨げになる
●40 能力以上の商売をしていると、結局はお呼びがかからなくなる
●41 常にお金が流れるようにしよう
●42 蓄えを常に持っておくこと
●43 インフレは怖い
●44 銀行業務には規制が必要だ
●45 「独占」が市場価格を吊り上げる
●46 常に「質」を意識すること
●47 短絡的な判断は自分の首をしめる
●48 戦争はもうかる
●49 どこまで安ければ、気が済むのか?
●50 どこまでやれば気が済むのか
●終わりに
●参考文献
内容説明
株価暴落の際にも、儲けられる人とは?低金利の今、家を買うのは得か損か。電気自動車はなぜ普及が遅れたのか。―複雑怪奇な現代金融、世界経済の真理は、資本主義論の「バイブル」に学べ。
目次
水とダイヤモンド、どちらがより価値があるか?
モノの価格は市場が決定する
小さな市場では、専門職になっても意味がない。大きな市場では…?
新しい顧客を開拓しよう
余っているものは、需要のあるところへ
市場は操作される
お金を稼ぐには
通貨の起源
お金はお金を生む
人は損する確率を過小に見積もる〔ほか〕
著者等紹介
マクレディ,カレン[マクレディ,カレン][McCreadie,Karen]
イギリスのフリージャーナリスト。イギリスとオーストラリアでマーケティングと自己啓発関連の仕事をしたあと、その経験を活かして本格的な執筆活動に入る。億万長者の企業家、CEO、世界的に有名な講演家などからの依頼で、さまざまなテーマで本を執筆
坂東智子[バンドウトモコ]
東京都在住。上智大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。