出版社内容情報
山本五十六長官機撃墜を描く戦史ドキュメント。
山本五十六はなぜ壮烈な戦死を遂げねばならなかったのか? 「情報戦」という側面から戦局を詳しく辿り、描き上げる、戦史ドキュメント。
太平洋戦争における日本の敗北は、対戦国であるアメリカとの生産力の差が大きな原因であったと、定説として言われてきた。それは確かに歴然たる事実であるが、その他にも大きな戦略的原因が存在した。それは、「情報戦」ということへの取り組みの差である。本書では、この「情報戦」について、アメリカがいかに熱心であったか、反して日本がいかにいいかげんであったかを、「山本五十六司令長官機撃墜事件」をケーススタディの素材として取り上げ、ドキュメントタッチで「情報戦の敗北」を明らかにする。
●はじめに
●序章 米太平洋艦隊艦隊無線班-暗号解読室に飛び込んできたビッグ情報
●第1章 連合艦隊司令部の前線進出-戦局の分水領・ガダルカナル島の死闘
●第2章 南海の死闘-日米艦隊のはてしない消耗戦
●第3章 死の島からの脱出-「ケ」号作戦の裏で熾烈な日米謀報戦
●第4章 山本長官、最前線に立つ-米軍の空海戦力撃滅を狙った「い」号作戦
●第5章 運命の前線視察計画-アメリカが練り上げた山本長官謀殺作戦
●第6章 「ヤマモト・ミッション」-「アヒルどもの中には一羽の孔雀がいたようだね」
●終章 国葬-里帰りした山本長官搭乗機
内容説明
敗北の真因を、日本軍は敗戦の日まで、まったく知らなかった!「情報戦」の意味を明らかにする、ケーススタディとしての戦史ドキュメント。
目次
序章 米太平洋艦隊艦隊無線班―暗号解読室に飛び込んできたビッグ情報
第1章 連合艦隊司令部の前線進出―戦局の分水嶺・ガダルカナル島の死闘
第2章 南海の死闘―日米艦隊のはてしない消耗戦
第3章 死の島からの脱出―「ケ」号作戦の裏で熾烈な日米諜報戦
第4章 山本長官、最前線に立つ―米軍の空海戦力撃滅を狙った「い」号作戦
第5章 運命の前線視察計画―アメリカが練り上げた山本長官謀殺作戦
第6章 「ヤヤモト・ミッション」―「アヒルどもの中には一羽の孔雀がいたようだね」
終章 国葬―里帰りした山本長官搭乗機
著者等紹介
平塚柾緒[ヒラツカマサオ]
1937年、茨城県生まれ。太平洋戦争研究会、近現代フォトライブラリー主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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