内容説明
介護現場に足りないのは、制度準備でも人手でもなく、正しく豊富な情報。介護とひと言でいっても、「半身麻痺」「認知症」「骨折」など症状はさまざまであり、「家庭の収入」「協力できる人員」といった状況も異なる。そのため、解決策も三者三様となる。本書は、介護の前段階で開く家族会議から、ケアマネジャー・ヘルパーとの正しい付き合い方、老人ホームの選び方まで、幅広く網羅。介護をする側、される側、双方の負担軽減を目指す。負担をかけない「古武術介護」の手法も多数掲載。
目次
第１章 介護はなぜ「大変」か
第２章 「介護が必要かも…」その時、あなたは何をする？
第３章 家族に合ったケアプランを作ろう
第４章 介護の負担をできるだけ減らそう
第５章 介護生活で起こりがちなトラブル、その予防と対策
第６章 介護者の身体を護る
著者等紹介
岡田慎一郎［オカダシンイチロウ］
１９７２年生まれ。理学療法士、介護福祉士、介護支援専門員。身体障害者、高齢者施設の介護職員を経て、現在、人間考学研究所講師。武術研究家の甲野善紀氏が提唱する武術的身体操法に感銘を受け、その発想をヒントにした「古武術介護」を提案、医療・介護専門職だけでなく、広く一般にも影響を与える。また、介護福祉士の国家試験問題集や、ユーキャン「古武術介護講座」の監修もつとめる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨巫女。@新潮部
8
親の介護今から、考えてないと、私には、子がいないし、自分と妹でやらないといけないし。2010/12/15
らっそ
4
とりあえず一人で抱え込むな、と言うことなんでしょう。ケースがたくさん載っていたので、現状をイメージしやすかった2016/02/27
fukura
2
介護が必要な時は専門家へ頼ろう。2011/06/06
tenchi
1
非常に簡潔に書かれたダイジェスト・ガイドといった感じの介護入門書です。親が要介護の認定を受けたため、何か手早く概略を把握したくて本書を入手しましたが、全てが要介護の認定を受けることから出発し、それによって介護保険の適用が決まり、保険金の支給額ランクも決まって来るということが分かりやすく簡潔に書かれています。詰まるところ、誰もが毎月どのくらいの費用がかかり、保険でどのくらい賄えるのかといった一番差し迫って知りたいところですが、要介護度のランク別に支給限度額が一覧表となって示されているのでその点は安心します。2015/01/10
ちりめんどんや
1
簡潔によくまとまっている。介護制度と現状の大枠をつかむのに大いに役立つ。2011/01/11
