クルマ社会・7つの大罪―アメリカ文明衰退の真相

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クルマ社会・7つの大罪―アメリカ文明衰退の真相

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  • サイズ B6判/ページ数 355p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569790206
  • NDC分類 537
  • Cコード C0030

内容説明

崩壊に瀕する「アメリカ社会」のから、明るい日本の未来が見えてくる。

目次

序章 若き理想の大国、アメリカはなぜここまで落ちぶれたのか
大罪その1 エネルギー・スペースの浪費―そして、輸送システムが非効率化する
大罪その2 行きずり共同体の崩壊―そして、ポピュラー・カルチャーがアンポピュラー化する
大罪その3 家族の孤族化―そして、街が消え、結社の自由が爛熟する
大罪その4 大衆社会の階級社会化―そして、クルマに乗った民主主義が横行する
大罪その5 味覚の鈍化―そして、肥満が国民病として蔓延する
大罪その6 自動車産業の衰退―そして、都市型製造業が壊滅する
大罪その7 統制経済への大衆動員―そして、人はデフレを忌み嫌い、インフレを待望するようになる
終章 「クルマ社会」死後の世界で、日本はどうなる?

著者等紹介

増田悦佐[マスダエツスケ]
1949年東京都生まれ。一橋大学経済学研究科修了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社で、建設・住宅・不動産担当アナリストをつとめる。現在、株式会社ジパング・ホールディングス経営企画室シニアアナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kenitirokikuti

8
拾い読み。大都市工場街の飲み食い屋は、酒代を払えば食い物は無料だった(フリーランチ。いわゆるバイキング形式か)。禁酒法の時代になり、そういう店が消える。そもそも、大都市から工場がなくなっていくのだ▲トクヴィルがアメリカ人の結社好きを書いている。自動車時代になって、廃れていたKKKなどが蘇る。間抜けな三角ずきんとか燃やすための十字架とかを、鉄道やバスで運べない。自動車につんで人気のないところに集まるのだ。あと、車の中で飲んだり(禁酒法時代)、カーセックスしたり▲北米のクルマは階級性がある。2019/09/15

無職のhkmaro

0
概ねいい事が書いてあるのだが、デフレOK論とかケインズ政策批判とかが絡むとクルマとの関係がよくわからなくなってくる。あと、「実は日本は強いんだ!」という言葉はジジババとかオッサンオバサンを喜ばすかもしれないが、現実の問題について処方箋になるかと言ったらならない。未完の都市化を推進せよと書いてあって、地方都市を盛り上げろということなのかと思ったら三大都市圏をもっと都市化しろという話らしくておったまげた。クルマ批判の本なのに地方をどうするかという視点をまるで感じられないところはアナーキーではある。2014/08/31

とりさぽ4年生

0
世界を広く見る目を養うという意味で、増田さんほどの人を知りません。主張も斬新。内容については読者がそれぞれ判断すればよい。2010/10/02

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