出版社内容情報
1960年代の湘南、小学6年生の亮は映画『ブルーハワイ』を観た帰り道、浜辺から最近現れ始めたサーフィンをする人たちを眺めていた。中でもとびきり上手な少年が亮のもとにやってきて「サーフィンに興味あるのか」と声をかける。少年は安藤誠といい、亮と同い年の12歳だった。
それから、ふたりは木製の板で、毎日サーフィンの練習をするようになる。
そんなある日、乱暴なアメリカ人スティーブが狸ヶ崎のサーフィン大会で上位を独占して、狸ヶ崎のビーチを占領しようと企んでいることを知ってしまう。
亮と誠は大会へ参加を決意するが、ふたりの板は何者かに燃やされてしまって……。
【目次】
第一章 現代 幻のビッグウェーブ・コンテスト/第二章 五月 サーフィンとの出会い/第三章 六月 青い目のサーファー/第四章 七月 夏祭り/第五章 八月 ムーライトサーフィン、そして/第六章 九月 挫折/第七章 九月 決戦/第八章 十月 誠の事情/第九章 現代 伝説のサーファー
内容説明
1960年代、湘南の海でもサーフィンをする人が現れ始めていた。小学6年生の亮が誠とサーフィンに出会い成長していく、胸が熱くなる青春ストーリー。
著者等紹介
南田幹太[ナンダカンタ]
1963年、東京都生まれ。法政大学経営学部卒業、米国セントマイケルズカレッジ大学院MSA修了。外資系金融機関や新聞社勤務を経て、夢だった児童文学の執筆に50代から挑戦。「白い手」で第14回北日本児童文学賞優秀賞、「十二歳のレジェンド」で第18回日本児童文学者協会・長編児童文学新人賞佳作を受賞。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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