出版社内容情報
魔女が売っていたのは、悪口を10こいいながらつくる「のろいアメ」。サキが、大きらいなおねえちゃんを思いうかべて悪口を言うと……。
草野 あきこ[クサノ アキコ]
著・文・その他
ひがし ちから[ヒガシ チカラ]
イラスト
内容説明
おねえちゃんなんか、だいきらい!おねえちゃんの悪口を10こいいながら、おそろしいのろいアメをつくりますが…。小学校低学年から。
著者等紹介
草野あきこ[クサノアキコ]
福岡女子短期大学音楽科卒業。第32回福島正実記念SF童話賞大賞受賞。『おばけ道、ただいま工事中!?』(岩崎書店)でデビュー。同作品で第49回日本児童文学者協会新人賞を受賞
ひがしちから[ヒガシチカラ]
大分県生まれ。筑波大学芸術専門学群視覚伝達デザイン科卒業。2004年、第5回ピンポイント絵本コンペで優秀賞を受賞。受賞作をもとにつくった『えんふねにのって』(ビリケン出版)で、2006年に絵本作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
63
2019年読書感想文、低学年の課題図書。わかりやすくて可愛い!きょうだいがいる子には分かりやすいかも!いっぱい悪口が出るし、いなくなっちゃえ!と思うこともあるけど………というお話。お兄ちゃんと弟がいる長女がどんなことを感じてどんな読書感想文を書くのか楽しみにします^^2019/08/15
☆よいこ
52
児童書。おねえちゃんに図書館に返す本を(10冊も!)押し付けられ不満たらたらで歩いていたいたサキ。屋台のアメ屋さんに出会う。アメ屋のおばあさんは魔女で、サキに「のろいアメ」を売ってくれた。おねえちゃんの悪口を10個言いながら水あめを混ぜると、食べた人が気絶するような恐ろしいアメが出来上がるという。サキはおねえちゃんの悪口を考えた。10この悪口なんてすぐに言えそうだったのに、お姉ちゃんのことを考えると、悪いところだけじゃないような気がしてきて…▽おちもよかった。2019/06/13
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
39
2019年課題図書(低学年)。感想文としては書きやすい内容かな。兄弟(姉妹)愛を感じますが、色々思う所がありました。2019/11/06
たまきら
32
今年は課題図書も読んでみようか、ということで娘さんがこの本を選びました。ちょっと長めの電車旅の間、楽しそうに読み進めていました。明日プロットをまとめるそうです。楽しみ楽しみ。2019/08/02
江口 浩平@教育委員会
32
【絵本】担任している2年生に読み聞かせ。2019年低学年の課題図書に選ばれている本書は、子どもたちにとって感情移入しやすい話でした。妹がお姉ちゃんの悪口を挙げていくところは子どもたちもニコニコしながら聴いていました。(笑)いくら兄弟喧嘩をしていても、やっぱりどこか憎めないのが家族というもの。心を許しているから失礼なことも言ってしまうし、ついつい怒らせるようなこともしてしまう。それでも関わりを持たない家族よりはよっぽどいいんだよなぁ。そんなことを思いながら読み聞かせていました。2019/06/13