出版社内容情報
アガサ・クリスティー賞受賞、ミステリーの気鋭が描く! テーマは恐竜! 退屈を恐竜映画鑑賞で紛らす少女・白亜は探偵を始めるが……。
森 晶麿[モリ アキマロ]
著・文・その他
田中 寛崇[タナカ ヒロタカ]
イラスト
内容説明
樹羅野白亜は十一歳。クラスの女子の中でいちばん背が高いことを少し気にしているだけの、どこにでもいる小学五年生。退屈をマニアックな『恐竜映画』の鑑賞で紛らす毎日を変えるため「探偵」を始めることにした(自分の中で)。その矢先、臥龍梅と呼ばれる竜に似た形状の梅の木に真っ赤なつけ爪とハイヒールが置かれているのを発見する…。小学上級から。
著者等紹介
森晶麿[モリアキマロ]
2011年、ミステリー作家としてデビュー
田中寛崇[タナカヒロタカ]
新潟市出身。多摩美術大学卒業後、イラストレーターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュンスケ
3
2018年127冊目。 思ってた以上にファンタジーしていた。ガッツリ児童書になると森さんの魅力が出しきれないのが勿体ない。擦れた大人になった今では少年少女のように素直な気持ちで読めないのが心苦しい。 ★★★☆☆2018/11/15
アヤ
1
トンデモな設定だったけど、徹底的に作られていたから面白かった。しっかりと謎があって解決していたし、満足。しかし、児童向けに描かれるものは、何かしらのルールに縛られているものなのだろうか。中身がどうこうではなくて文章の印象が似てる。2018/11/14
さおきち
0
恐竜はどんな形でお話に絡むのかな〜と思ったら、そうきたか!という感じ。主人公の女の子が、ちょっと変わってて、そして勢いがあって行動的で、ちょっと魅力的。スピーディーでしかもかなりの超展開で、繰り返しの日常に飽き飽きしたあの子や、恐竜が大好きな君にも、読んでもらいたい。2018/10/31
くりっちぃ☆
0
子供にも読んで欲しい大人向け童話とか、ファンタジーというのは度々読んでいるが、THE児童書は久しぶり。 全部に読み仮名が振っているのが新鮮(笑) 何故とか、どうして?と立ち止まらず、一足飛びに行動する様が児童書らしいスピード感。小学生の頃に覚えたページをめくる楽しみを教えてくれた図書室の本の感じを思い出し、懐かしさを覚えた。奇想天外、少々奇抜な展開になりがちな作者様の味が良い方向に出ていて、マニアックながらもするっと楽しめた。2018/10/19