出版社内容情報
天才肌ではない普通の少年が、いかにしてノーベル賞受賞へとたどりついたのか。自然を不思議に思い、楽しむ心の大切さを伝える。
山本省三[ヤマモトショウゾウ]
児童文学作家、イラストレーター
内容説明
「ゆうれい素粒子」ニュートリノに質量があることを証明して、2015年、ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章さん。目立たなかった少年時代から地道な研究生活まで、大発見にいたる道のりを紹介する。小学校高学年・中学生向け。
目次
受賞の知らせ
伝えたくても伝えられない人
ノーベル賞授賞式に出席して
ゆうれい素粒子「ニュートリノ」とは
太陽ニュートリノの謎
目立たない男の子
弓道と宇宙
「カミオカンデ」との出合い
陽子崩壊からニュートリノへ
「スーパーカミオカンデ」の建造
大事故が起こって
ニュートリノ振動の発見
解けた太陽ニュートリノの謎
神岡での研究
梶田さんから読者に向けてのメッセージ
著者等紹介
山本省三[ヤマモトショウゾウ]
絵本、童話作家。1952年、神奈川県生まれ。横浜国立大学で児童心理学を学んだあと、医薬品メーカーにて広告制作を経て、児童書の創作に入る。文とイラストレーションの両方を手がける。作品では、絵本の「動物ふしぎ発見」シリーズ(くもん出版)で日本児童文芸家協会賞特別賞を受賞。日本児童文芸家協会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
30年度ブックトーク授業6年生 読書感想文に向けて。 まずニュートリノとはなんぞや?を説明しなくてはならず、昨夜必死でみんなに分かりやすいように考えたんだけど…それが理解できてすらすら話せたら、私もノーベル賞もらってるかも?と言って大爆笑。何とか拙い説明で納得?してもらいました。理科や化学好きな男の子たちがいるので選書しましたが、「これ物理…」でなぜかまた大爆笑でした。2018/07/20
海
1
★5。面白かった!!食わず嫌いかもしれないので子供向けから読んでみようと思い立ち。陽子や電子なんて学生時代ぶりで懐かしかったけど当時より興味深く読めた。科学って世界中の叡智が、それこそ鍾乳石のようにひとつひとつ忍耐強く確実に積み上げていく学問だから、全くふわっとした所がなくどこまでも現実的な所が意外に自分は好きなんだと思った。宇宙の星を見上げるとロマンだけど実は物理の世界でもあった。行く末が気になるから私が物理学者なら長生きしたいだろうな笑●卵をいくつか抱いて温めておく。←柔軟な姿勢が大事。2022/04/29
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