出版社内容情報
「夜回り先生」水谷修氏が、死にたいと絶望感を抱く子どもたちへ、命の尊さ、生きることの素晴らしさを説いた、渾身の一冊。
水谷修[ミズタニオサム]
水谷青少年教育研究所所長
内容説明
生きる意味、いのちの尊さ、幸せについて―夜回り先生の特別授業。
目次
第1章 生きること
第2章 どう生きるか
第3章 幸せとは
第4章 こころとからだ
第5章 ことば
第6章 ドラッグ
第7章 いのち
第8章 救い
著者等紹介
水谷修[ミズタニオサム]
1956年、神奈川県横浜市に生まれる。上智大学文学部哲学科を卒業。83年に横浜市立高校教諭となるが、2004年9月に辞職。在職中から継続して現在も、子どもたちの非行防止や薬物汚染の拡大防止のために「夜回り」と呼ばれる深夜パトロールを行い、メールや電話による相談を受け、講演活動で全国を駆け回っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コウメ
38
幸せは、みんなの足下にある、それにきずいていない人が多い。ある人は、いい成績をとり、いい大学に入り、そして、就職し、出世するかもしれないそのことに幸せを感じるかもしれなません。ある人は、お金儲け。家族と過ごす時間を犠牲にしてただひたすら働き、金持ちになることに幸せを感じるかもしれません。 しかし本当の幸せは日々優しい仲間や家族と、慎ましくてもいいから、暖かく愛し合えるときを過ごすことの中にあると。 水谷先生の魔法の言葉「ありがとう」「ごめんね」「いいんだよ」 この3つの言葉が溢れる社会になって欲しい2019/03/25
spatz
17
名前のみ知っていた著者の、若者むけの本。関わってきた子供達の数の多さ、またその中で自ら命を絶ってしまった子、ドラッグの犠牲となった子の多さにも。実際に関わってきたものならではの、切実な言葉には力があった。救えなかった子どもたち、へのいつまでもつづく悲しみと後悔。夜、の魔力。言葉のもつ力、言葉の無力。つらければ、まず逃げろ。さいごに自分を救うのは自分。2017/05/02
南
15
幸せになるためのことが書かれています。2018/02/28
退院した雨巫女。
11
《私-図書館》ビビットでいつも見る水谷先生。夜回り先生が、伝えるドラッグや、苛めで苦しんでいる人の為に生きるヒントが、身にしみる。2017/03/15
ゆう
6
小さな幸せを見つけること、美しいものに心を動かすような感動、そうしたことが生きようとする力につながる。いま苦しい毎日を生きている人、そういう人を支えたいと考えている人のヒントになる本。2017/05/01