出版社内容情報
失敗しては「ごめんなさい」ばかり言うふうちゃん。家族は眼科に行くまで目が悪いことに気づかず……。心あたたまる絵本。
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
児童文学作家
鈴木永子[スズキナガコ]
画家
内容説明
ふうちゃんは、すぐに「ごめんなさい」をいうようになった。でも…。感動がいっぱいの絵本。4~5歳から。
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
1961年生まれ。小学校教諭、鳴門市立図書館副館長などを経て、作家として児童文学を中心とする創作活動と講演活動を本格的にスタートさせる
鈴木永子[スズキナガコ]
1953年秋田県生まれ。日本画を学び、広告デザインの世界に入る。その後フリーのイラストレーターを経て、絵本作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
千穂
37
妹のふうちゃんは失敗が多くその度にごめんなさいと口にする。実際は目がよくなかったためだが、一緒にいても気付けないことは多い。私もふうちゃんと同じく遠視で保育園の頃からメガネだった。子どもたちに読み聞かせしようと選んだ本だったが大人向けの絵本かも。2017/06/14
どあら
32
図書館で借りて読了。原因が分かって、皆が気持ちを言葉にして伝えられて良かったです(^_^)2021/01/31
しぃ
27
くすのきさんでこのタイトルだから覚悟はしてたけど、やっぱり切なかった。(嫌なことして)ごめんなさいじゃなくて、(期待に応えられなくて)ごめんなさいなんて、親なら絶対言わせたくない。もっともっと子ども達を見ていたいと思える絵本です。2018/07/01
sui
25
可愛い妹のふうちゃん。ふうちゃんはよく間違えたり、転んだりする。その度にふうちゃんが言う「ごめんなさい」・・・。感動する前に、ハッとさせられた。ドキッとする。私は、娘たちの言葉に表せない気持ちをちゃんと汲み取れているだろうか。喋れるようになると、気持ちを全部表せていると錯覚してしまうけど、違うんだよね。子育ては、親が気付いてあげなきゃいけないことが、本当に沢山あるんだな。とても考えさせられました。2017/01/26
遠い日
17
妹のふうちゃんの口にする「ごめんなさい」が、どんどん重くなっていく。家族のいらいらが募っていく。その過程が、たまらなく切ない。ふうちゃん自身にも気づくことのできない原因がわかった時の安堵。そして、家族の身につまされた反省のことば。子どもの生活、発達にかかわることだっただけに、気づくことができて本当によかった。2018/08/27