出版社内容情報
読書嫌いで夏休みの宿題に辟易していた12歳の少年が、偶然見つけた新聞記事をきっかけに、誰の人生にも物語があると気づく成長物語。
内容説明
読書はきらいだけど、マンガは大好き。それなのに、夏休みにだされた“読書リスト”の中から、３さつも本を読まなきゃいけないなんて、マジ、サイアク。さらに、夏期講習には行かされるし、親友は旅行にでかけちゃったし…。たいくつな夏休みになると思っていたのに、まさか、自分の過去をさぐることになるなんて…。
著者等紹介
タージン，ジャネット［タージン，ジャネット］ ［Ｔａｓｈｊｉａｎ，Ｊａｎｅｔ］
ロードアイランド大学でジャーナリズムを専攻し、卒業後はハイテク産業で働く。その後、仕事をやめて世界じゅうを旅し、エマーソン大学に入り、美術学修士号の課程で学び、現在は小説家としてヤングアダルト向けの作品の分野で活躍している。カリフォルニア州ロサンゼルス市在住
小寺敦子［コデラアツコ］
お茶の水女子大学大学院修士課程（英文学）修了。短大非常勤講師のとき児童文学と出会い、私設ゆりがおか児童図書館の活動に参加。地域での読み聞かせやすばなし、また所属する風の谷アンサンブルの演奏を通じ、子どもに読書と音楽の喜びを届ける活動をしている。日本翻訳家協会会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
izw
19
夏休みの読書リストから3冊読み、1冊については感想文も書くという宿題が出されるが、どうしても本を読みたくないデレクの夏休みを描いたストーリー。自分で本は読まないけど、読んでもらってイラストでストーリーを描く、いたずらは限りなく思いつくデレクが、2歳のときの事件の真相を探る、と次々に目を離せない出来事が続きます。原題の「MY LIFE AS A BOOK」がなぜ「ぼくが本を読まない理由」と訳すのだろう、と不思議に主ながら読み進めたのですが、最後に氷解しました。2016/05/06
ゆなし
4
「グレッグのダメ日記」好きの子供のために探した本。最初はとんでもない事をしでかす主人公デレクに親の気分でキイイイイイ〜〜って腹が立ちながら読んだけども、途中からデレクの人思いの優しい人格とやりたい事には一生懸命出来る所に感動。みんな、得手不得手はあるよね！それぞれ、自分の速度とやり方で進めば良いんだ！って思える本。途中のデレクのセリフ「でもいいんだ、カンペキばかりを求めて、何もしないなんてヤだからね」うん、ほんとそう。デレクがかわいくなってくる。2020/05/27
ひの
0
主人公デレクは読書のニガテな男の子。ほとんどのページに棒人間のイラストと英語が付記されている。原題は "MY LIFE AS A BOOK”2017/01/23
mikan
0
どんな理由なのかものすごく気になったので、手にとった。2016/08/24
kokotwin
0
読書の苦手な僕が、夏休みの宿題をどうやってこなすのかなぁって思っていたら。そんな僕にアドバイスをくれた先生のアイデア素敵。なるほどなぁ。でも、自分の秘密をみつ蹴っちゃった僕のその真相を探そうとすることもすごいなぁって。真実を知らない方が幸せって思っていたママたちだったけど、僕のおかげだよね。いろんな人の優しさがあちらこちらにあり、なるほどなぁって。 絵の持つ力もびっくり。こんな風に絵で表すとスーッと伝わってくるんだもの。2019/06/12
