100年インタビュー<br> 死を思えば生が見える―日本人のこころ

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100年インタビュー
死を思えば生が見える―日本人のこころ

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  • サイズ B6判/ページ数 157p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569784588
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0010

出版社内容情報

自殺者が年間3万人を超える日本。独自の視点で日本人の宗教観や心の問題をとらえる著者が、日本人がよりよく生きるヒントを語る。

【著者紹介】
宗教学者

内容説明

「生きる力」をつけるには、誰もがいつかは「死ぬ」という人間の運命の根本的な問題を認識し、受け入れることが大事―独自の視点で語る、日本を代表する宗教学者からの提言。

目次

第1章 少年時代
第2章 父母の死が教えてくれたもの
第3章 病から得た人生の転機
第4章 親鸞との出会い
第5章 宮沢賢治に惹かれて
第6章 林住期―西行・芭蕉・良寛の生き方
第7章 死と向き合って生きる
第8章 日本の歴史に流れる知恵の光

著者等紹介

山折哲雄[ヤマオリテツオ]
1931年、父が浄土真宗の布教のために赴任していたサンフランシスコで生まれる。1937年、帰国。1943年、岩手県花巻市に疎開。1954年、東北大学文学部印度哲学科卒業。1959年、同大学院修了。東北大学文学部助教授、国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授、白鳳女子短期大学学長、京都造形芸術大学大学院長、国際日本文化研究センター所長などを歴任。日本人の宗教観や心の問題を独自の視点でとらえ、提言をおこなっている。2001年に京都新聞大賞文化学術賞、2002年に和辻哲郎文化賞(一般部門)、2003年に第54回NHK放送文化賞、2010年に南方熊楠賞、瑞宝中綬章などを受賞(章)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本正行

18
 親鸞、西行、元々私も大好き。葬式仏教の創始者ぐらいの認識で、あまり好きじゃなかった。「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで、極楽往生、どんなことをしても救われる。妻や妾が何人もいる坊さん、肉食妻帯の元祖、しかし、宗教といっても、インドや中国からの輸入、日本人に合った宗教ではないかもしれない。日本人の宗教を創るのは無理なのだ、いまの憲法と同じで。著者は、元々お寺の生まれ、その実態を十分知ったうえで、親鸞聖人を研究している。っそいう生き方しかできないのが日本人。百姓以外で、なれるのは僧侶か武士、それかアウトロー2022/03/06

Melody_Nelson

3
山折哲雄氏は以前から気になってたので、とりあえず入門として、わかりやすそうな本書から手に取る。テレビのインタビューだけあって、平易な言葉が使われているが、考え出すと深い。呼吸の重要性のようなものが、個人的に共感した。「無」とは善悪を超越した世界…というのも心に残る。2016/03/30

こたちゅう

1
筆者の本をここ2,3か月で読んでいてこれが4冊目、しかも死生観とかそういうテーマに絞ったためか、大体筆者の主張は読みつくした感がある。毎度のことだが、豊かな教養を駆使して、しかもわかりやすく書いてくださっていて頭が下がる。この本はインタビューが元なので、余計読みやすく、すぐ読めてしまうが、書いてあることはなるほどと思う。筆者は親鸞研究、インド哲学、仏教研究で有名だが、私の心に残ったのは宮沢賢治の話だ。宮沢賢治と死という観点から読んだことはなかった。これを知っただけでも読んだ価値があったと思う。2018/10/08

KK

0
抽象的で私の理解力のなさゆえか、自分のことばで要約できるまでには至らなかった。2020/10/10

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