出版社内容情報
自然物などに姿を似せて敵から身を守る「擬態」。毒をもつ生き物を真似たり、草や木の幹などに色や形を似せる昆虫などを紹介。
【著者紹介】
昆虫を中心とする自然写真家
目次
第1章 「擬態」って、なんだろう?(昆虫たちのかくれんぼ;昆虫の身を守る知恵;昆虫の擬態のテクニック ほか)
第2章 敵をあざむく目立たないテクニック(葉にそっくり;枯れ葉にそっくり;枝にそっくり ほか)
第3章 敵もおどろく目立つテクニック(アリにそっくり;ハチにそっくり;テントウムシにそっくり ほか)
著者等紹介
海野和男[ウンノカズオ]
1947年、東京で生まれる。昆虫を中心とする自然写真家。日本自然科学写真協会会長、日本昆虫協会理事、日本写真家協会などの会員。東京農工大学の日高敏隆研究室で昆虫行動を学ぶ。大学時代に撮影した「スジグロシロチョウの交尾拒否行動」の写真が雑誌に掲載され、それを契機にフリーの写真家の道を歩む。アジアやアメリカの熱帯雨林地域で昆虫の擬態を長年にわたり撮影。1990年から長野県小諸市にアトリエを構え、身近な自然を記録する。1999年2月より、デジタルカメラで撮影した写真にコメントをつけて毎日更新する「小諸日記」をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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むぎじる
35
擬態とともに、擬死(死んだふり)と威嚇する動物たちも紹介されている。葉に擬態している昆虫は、葉脈まで真面目に再現していて感動した。擬態のお気に入りは、枯葉に擬態し枯葉を食べる「カレハバッタ(マレーシア)」。鳥のフンに擬態する「クロオビシロフタオ(日本)」。威嚇のお気に入りは、はねの裏側に目立つ模様をかくした「メダマカレハカマキリ(マレーシア)」。口大きすぎでしょう!の「ウツボ」。2016/02/06
ミセスハート
14
【擬態のふしぎ図鑑】<図書館> 見事な隠れっぷり!そして見つけたと同時に気持ち悪っ!幼虫が多いので、苦手な方はご注意を。2015/04/09
しい
1
息子チョイス。2020/07/04
やま
1
生き物の不思議を感じます。生き残る戦略とはいえ、どうやったら こんなに似た姿に進化できるのか想像できません。自然はわからないことがたくさんあります。2015/04/17