出版社内容情報
お姉ちゃんの新品の白い自転車の鍵を隠したことを後悔する「ゆか」。数日後、その自転車が行方不明になり、ゆかが探しに行くが……。
【著者紹介】
児童文学作家
内容説明
「自転車、なくなっちゃったの。かぎ、かけないで、つけたままだったの。また、なくしたらいけないと思って…」じぶんのせいでおねえちゃんの自転車がなくなったと思ったゆかは、ほじょりんつきの自転車で、さがすことにしました。「わたしの自転車のかぎ、知らない?」第14回創作コンクールつばさ賞(幼年部門)優秀賞受賞作!小学校低学年から。
著者等紹介
松井ラフ[マツイラフ]
東京都生まれ。津田塾大学英文学科卒業。2010年、『白い自転車、おいかけて』(原題「しろいじてんしゃ、おいかけて」)で、第14回日本児童文芸家協会・創作コンクールつばさ賞(幼年部門)優秀賞受賞。2011年、第1回日本児童文芸家協会・そよ風コンクール優秀賞受賞。日本児童文芸家協会会員
狩野富貴子[カリノフキコ]
高知県生まれ。広告関係の仕事を経て、児童書の世界に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
36
新しい白い自転車を買ってもらったお姉ちゃん。妹を置いて出かける日々。妹、さみしいね。自転車の鍵を見つけたゆかちゃん。思わず隠してしまいます。私もやりそう。小1と小3の姉妹の自由時間は微妙。同学年と遊びたい小3。お姉ちゃんと遊びたい小1。隠した後のゆかちゃんの後ろめたさが切ない。最後、妹を探しに来たお姉ちゃん、優しいお姉ちゃんで良かった。2025/02/14
はる
34
繊細な物語。自分と遊んでくれないお姉ちゃんの自転車の鍵をこっそり隠してしまったゆか。不安と後悔の気持ちでいっぱいになります。ところが、それから思わぬ展開に……。様々な想いに揺れるゆかの気持ちが良く描かれています。ハラハラしましたが、優しいラストでホッ。派手さはないけれど良い作品でした。第14回日本児童文芸家協会・創作コンクールつばさ賞(幼年部門)優秀賞受賞作。2025/02/10
2時ママ
3
次女 小2 ひとり読み。2018/12/05
レベッカ・D
2
私も2人姉妹。なんだか昔、こんなようなことがあったかも・・・。でも、妹にもすぐに「自分の世界」ができてしまうんですよね。それまでのほんのいっときのことなんだと思うんだけれど。おねえちゃん、なかなかの人物だね。挿し絵のゆかちゃんの顔が常にせつない。2014/08/13
Ayano
2
この妹、姉の立場からしたらかなりうざい。自立して下さいと思うのは私がひねくれてるからかな。2014/08/08