出版社内容情報
一本のくしカツさんが歩いているかとおもったら? くしカツさんの上には、「ネギ」や「たんぽ」や「みたらしだんご」がのっていて!?
【著者紹介】
絵本作家
内容説明
くしカツさんのくしには、なぜかいっしょにネギやらみたらしだんごやらきりたんぽなべのたんぽやら…。「きみら、はよじぶんのくしさがしや。きゅうくつでたまらん」4~5歳から。
著者等紹介
岡田よしたか[オカダヨシタカ]
1956年、大阪に生まれる。1980年、愛知県立芸術大学油画科卒業。1987年より10年間、大阪市の無認可共同保育所に勤務。この間、グループ展を重ね、画集第1集、第2集を自費出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
93
串カツ、焼き鳥、みたらし団子.....串に刺さった食べ物は大好物。でも、これがみんな一本の串に刺さっていたら.... 串カツさんが、自身を横に刺して、その上に秋田名物のきりたんぽをこれもまた横に刺して、さらに焼き鳥のネギ。一番上にみたらし団子。甘いタレがたれてきて、みんながうっとうしく思っています。こんな組み合わせはいかんと、それぞれの元の串を探しに出かけます。この絵本の魅力は、なんといっても漫才のような食べ物の会話です。情緒溢れる岡田よしたかさんの絵の魅力もたまりません。2019/06/23
Kawai Hideki
88
娘チョイス。ゆるい関西弁で進行するナニワ人情(串情?)物語。冒頭からイキナリ、くしカツと、みたらし団子と、焼き鳥のネギと、秋田名物きりたんぽが、一つの串に同居しているという、シュールな展開。何かと面倒見の良いくしカツが、それぞれ、なんでこの串に転がり込んできたかのいきさつをたずねる。みな、三者三様の訳が。そして、みたらし団子タレにみんな閉口しつつも、なんだかんだで元の串におさまっていく過程がユーモラス。きりたんぽが、標準語だったり大阪弁だったりと、一貫してないのが残念。秋田弁でしゃべれば良かったのに。2016/02/27
nakanaka
67
岡田よしたかさんならではの作品でした。 串カツが擬人化され、彼の串にみたらし団子やきりたんぽ、そしてねぎまのネギが自ら刺さってくる上に、彼らが帰るべき場所を探す内容。何故か関西弁なので東北出身の私には読み聞かせが難しかったです笑。読み終えたあとの子供たちはポカーンでした。2019/10/23
yomineko@ヴィタリにゃん
53
串カツが歩いていると、上にどんどん重なって来る!みたらし団子、きりたんぽ、ねぎ。早くみんな自分の串を探せと言ったが、色々と事情があるらしい。途中でお箸、待ち針、櫛が来るが、串にはなれない。きりたんぽなどの串は見つかったが、みたらし団子のは中々見つからない。ところが、みたらし団子を食べているおじさん、団子が一個足りない!それ!そこへ行け!!!これでみんな串が見つかって良かったね😊2024/11/15
しゅわ
53
【図書館】動いてしゃべっちゃう!?食べ物「ちくわの…」シリーズがおもしろかったので、こちらも借りてきてみました。タイトルの「満員」に???って思いながら開いたら…くしカツさんの串には、なぜか みたらしだんご、ネギ、きりたんぽが一緒にいて…本当に満員で笑いました。あいかわらずシュールというか、ツッコミが追いつかない展開です。関西弁が何とも言えない味をかもしだしていて、みんな口は悪いけど 仲間を見捨てられないイイ奴らです♪2014/02/14