内容説明
おいらたちのしごとは、はみがきしない子どもの口にしのびこみチクチクすること。「おとっつぁん、あの子なんかどうだい?」おいらたち、おかしをむしゃむしゃ食べている女の子に目をつけた。「よし、小さくなるぜ」。女の子の口のなかにはいろうとしたばいきんあたろー。ところが…。
著者等紹介
村上しいこ[ムラカミシイコ]
三重県生まれ。『かめきちのおまかせ自由研究』(岩崎書店)で第37回日本児童文学者協会新人賞、『れいぞうこのなつやすみ』(PHP研究所)で第17回ひろすけ童話賞を受賞。『とっておきの詩』(PHP研究所)で、第56回青少年読書感想文全国コンクール小学校低学年の部課題図書
大島妙子[オオシマタエコ]
東京都生まれ。出版社勤務の後、絵本を描きはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
9
新刊コーナーで発見! こ、これは、しいこさんの講演会で予告していた作品!『だいすき ひゃっかい』に出てきた”ばいきんおに”の独立作品(笑)。借りようかと思ったが、その場で読めてしまった(笑) ばいきんおにの子ども「あたろー」が主人公。歯磨きしない女の子・かえでに虫歯を作りに行ったのに、みつかって、仲良くなってしまうというお話。あたろーもカワイイし、お父さんもいい味出してる~。もうすぐ来る虫歯の日(6月4日)を意識した出版?(笑)2011/05/29
遠い日
8
とにかく大島妙子さんの挿絵の迫力に押される。ばい菌オニの子どもあたろーの初仕事を巡るエピソード。ばい菌の子どもといえど、普通のやさしい子。人間の友だちが欲しくて、仕事に気持ちが集中しない。強面のおとっつぁんも、どうやら人情家。虫歯を作る仕事もできずじまいだったが、温かな結末にほっこり。2015/07/30
二条ママ
3
長女7歳。図書館本。独り読み。2018/03/25
いっちゃん
0
パパかっこいいのに、息子はおっさんみたいな顔してる。ビジュアルはおいといて、虫歯チクチクにいったのに、友達になっちゃうかわいらしいおはなし。チクチクシーンもみたかったような2013/05/19
Yuri Togawa
0
私は村上しいこさんの児童書の関西弁の愉快なところが大好き。大島さんの独特な絵がさらに愉快な気持ちになります。そして、歯磨きが好きになるように。2011/09/14