出版社内容情報
「詩」をつくる楽しさが伝わる幼年童話。
冬休みに「詩」を書いてくる宿題、ずっと考えてたけど一つもできんかった。ほんまは今日一つできたけど、ええことないいわれてボツや。
国語の時間、「ふ・ゆ・や・す・み」の文字を、一文字ずつ頭につけて文章をつくる、ことば遊びの勉強をした。冬休みに「詩」をつくる宿題をだすから、そのための練習だって。北森先生、また文集をつくるみたい。
▼冬休みに入って、ずっと考えていたけど、ひとつも「詩」できんかった。ほんまは今日ひとつできたけど、母ちゃんが激怒して、ボツや。けっこうおもしろいと思ったけど……。次の日、「詩」の材料がおちてるかもしれないからって、母ちゃんと一緒に買い物に行くことになった。ぼくは、商店街で見たまま感じたままを書いてみたけど、家族のみんなは、どれもいまいちだって。
▼ついに冬休みも今日で終わり。のんびり一日かけて考えようと思ってたら、朝からファンヒーターがこわれてしまった。父ちゃんとふたりで電気屋に行く途中、ついに、いい「詩」を思いついた!
▼素直でユーモラスな詩が笑いを誘う、愉快な幼年童話。詩をつくる楽しさが伝わります。
内容説明
学校からだされた「詩」の宿題。「詩」をつくるってむずかしいけど、とってもすてきなことがおきました。小学校1~3年生向。
著者等紹介
村上しいこ[ムラカミシイコ]
三重県生まれ。『かめきちのおまかせ自由研究』(岩崎書店)で第37回日本児童文学者協会新人賞、『れいぞうこのなつやすみ』(PHP研究所)で第17回ひろすけ童話賞を受賞
市居みか[イチイミカ]
兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科卒業。自らの絵に詩や音楽をつけたり、人形劇などの活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
ミーコ
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玲と建
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