出版社内容情報
自民党崩壊をつぶさに取材した辣腕記者の記録。
田中角栄、金丸信、竹下登、小沢一郎……自民党を支配し崩壊させた「愛すべき悪党たち」をつぶさに取材した辣腕政治記者の記録。
田中角栄から小沢一郎まで。時々の政局に完全密着した「伝説」の政治記者の取材メモ。
▼「角栄、逮捕」が報じられ日の朝、駆け出し記者だった著者は、ただ一人、派閥の領袖・金丸信の自宅にいた。テレビニュースに見入って黙りこむ政治家。息をひそめて側に立つ記者。政治家が口を開いた。「どうしたらいいかな」。この一言で、記者は政局の真っ只中に飛び込むことになった。
▼著者は読売新聞の政治部にあって数々のスクープを連発し、政界・報道界から「高橋をマークしろ」と恐れられた辣腕記者。「伝説」とまでいわれる「24時間営業」の凄まじい取材ぶりを、本書でつつみかくさず明かす。
▼三木武夫の手/田中角栄の寝室/稚気愛すべし・福田赳夫/大平正芳のガッツポーズ/鈴木善幸でも構わんよ/おんぼろの神輿・中曽根康弘/竹下登の寝技/竹下院政の時代/小沢マジック/自社さ連立の腐れ縁/悲しい物語/ぶっ壊された自民党/壊し屋・小沢一郎の進退
内容説明
田中角栄から小沢一郎まで、日本政治の真実に完全密着した「伝説」の政治記者の取材メモ。
目次
三木武夫の手
田中角栄の寝室
稚気愛すべし・福田赳夫
大平正芳のガッツポーズ
鈴木善幸でも構わんよ
おんぼろの神輿・中曽根康弘
竹下登の寝技
竹下院政の時代―宇野宗佑・海部俊樹・宮沢喜一
小沢マジック―細川護煕・羽田孜
自社さ連立の腐れ縁―村山富市・橋本龍太郎
悲しい物語―小渕恵三・森喜朗
ぶっ壊された自民党―小泉純一郎・安倍晋三・福田康夫・麻生太郎
壊し屋・小沢一郎の進退―鳩山由紀夫・菅直人
著者等紹介
高橋利行[タカハシトシユキ]
1943年東京生まれ。中央大学法学部卒業後、読売新聞社に入社。地方部、社会部を経て、75年から政治部記者として田中派、竹下派、橋本派を中心に担当。外務省、自民党、首相官邸記者クラブ・キャップを経て、89年から政治部次長。95年から世論調査部長、解説部長、論説委員、編集局次長を歴任、2001年に新聞監査委員長。03年読売新聞社を退社し、政治評論家として活躍。10年に早稲田大学教育・総合科学学術院客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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