出版社内容情報
愛すべき天才物理学者の素顔に迫る。
科学者、思想家、芸術家などさまざまな顔をもつアインシュタインの、人生の軌跡とその理論を細密なイラストと図解で紹介。
アインシュタインが3つの重要な理論「光量子仮説と光電効果」「ブラウン運動理論」「特殊相対性理論」を完成させ発表したのが、「奇跡の年」と呼ばれる1905年。その「奇跡の年」から100年を記念して、2005年は「世界物理年」とされ、日本でも日本物理学会による記念講演などのイベントが行われたのは記憶に新しいところです。
▼一貫して宇宙の神秘に惹かれ、生涯物理学を追究したアインシュタインは、現代の素粒子物理学や相対論的宇宙論への道筋を創りました。ニュートンの考えた物理法則を書き換えたアインシュタインの理論は、物質の究極の姿をとらえ宇宙の始まりの姿を解明するために、現在の研究でも重要な役割を荷っています。
▼本書はアインシュタインの人生の軌跡、研究成果と発展について、ビジュアルを多用してわかりやすく表現されています。絵本のように楽しんで読んでください。
●はじめに
●本書の概要
●第1章 アインシュタインの軌跡
●第2章 アインシュタインと相対性理論
●第3章 アインシュタインと量子力学
●第4章 アインシュタインと宇宙
●第5章 アインシュタインと日本
●年譜
●注釈
●参考図書
●索引
内容説明
「E=mc2」このシンプルで美しい数式に、宇宙誕生の謎を解き明かすカギが隠されていた。科学者、思想家、芸術家などの顔を持つアインシュタインの人生の軌跡と、その理論をイラストと図解で紹介する。
目次
第1章 アインシュタインの軌跡(どのような時代に生まれたか ビスマルクの時代に生まれる;どのような家庭に生まれたか ドイツ系ユダヤ人として生まれる ほか)
第2章 アインシュタインと相対性理論(アインシュタイン以前の物理学(1)古典力学を完成させたニュートン
アインシュタイン以前の物理学(2)“絶対空間”と“絶対時間” ほか)
第3章 アインシュタインと量子力学(量子力学の祖アインシュタイン(1)量子論の幕開け
量子力学の祖アインシュタイン(2)“光量子仮説”が発端となる ほか)
第4章 アインシュタインと宇宙(アインシュタインの考えた宇宙(1)一般相対性理論が描く宇宙
アインシュタインの考えた宇宙(2)アインシュタインの宇宙像 ほか)
第5章 アインシュタインと日本(アインシュタインと日本(1)日本にやってきたアインシュタイン
アインシュタインと日本(2)アインシュタインブームとなった日本)
著者等紹介
平井正則[ヒライマサノリ]
理学博士、福岡教育大学名誉教授。1943年大分県生まれ。1966年九州大学理学部物理学科卒業。1973年東京大学大学院博士課程単位満期退学(天文学)。1974年福岡教育大学講師。助教授を経て1988年同大学教授。1986年米国リック天文台(UCSC)文部省在外研究員。2007年福岡教育大学定年退職。福岡教育大学などの非常勤講師。福岡県青少年科学館プラネタリウム番組企画員。福岡県宗像市「むなかた電子博物館」企画運営委員長
三品隆司[ミシナタカシ]
科学ライター、イラストレーター。1953年愛知県生まれ。医学、天文学、古生物学など自然科学の書籍の企画、制作などに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Chihiro