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出版社内容情報
コンクリートから土へ。土の偉大な力に迫る。
土の持つ偉大な力に目覚めよ。コンクリートから土へ。文明の未来は、いのちを育む土との共存を第一に考えていかなければならない。
「土とは何だろうか?」まずは、近所で草木が生えている土をひとつまみ、手のひらにとって触ってみよう。軟らかい感触としっとり感。土は、その中に空気や水を含み、またほかの有機物を含むからこそ、植物をはじめ、地上に住むあらゆるいのちを育む力がある。こうした土のもつパワーの秘密にさまざまな角度から迫り、世界各地のさまざまな特徴をもつ土を紹介する。
▼地球は豊富な水がある「水の惑星」であるとともに、その表面をヴェールのように土がおおう「土の惑星」でもある。この土があったからこそ、地球にはたくさんのいのちが住むことができた。そしてこの土は、かつて水の中に住んでいた生きものたちが陸へ上がり、長い時間をかけて、つくってきたものである。「土壌は1日にして成らず」である。
▼ところがいま、地球上で土壌が急速に消える事態が進行している。
●まえがき
●第1章 土とつながるいのち
●第2章 呼吸する土
●第3章 土はどうやってできたのだろう
●第4章 モンスーンアジアの水田とその土
●第5章 日本の畑の土が水田を広めた?
●第6章 いま土が危ない
●第7章 土の中の生きものたち
●第8章 土を肥やす
●第9章 土を生かす
●あとがき
●参考文献
内容説明
草木が生えている土を手のひらにとり、触ってみよう。軟らかい感触としっとり感。土は、その中に空気や水を含むから、生命を育む。土のパワーの秘密にさまざまな角度から迫り、世界のさまざまな土を紹介。地球は「土の惑星」、地表面を土がヴェールのようにおおう。水から陸へ上がってきた生物が関与し、長い時間をかけて、いのちを育む土をつくってきた。ところがいま、土が急速に消える事態が進行している。
目次
第1章 土とつながるいのち
第2章 呼吸する土
第3章 土はどうやってできたのだろう
第4章 モンスーンアジアの水田とその土
第5章 日本の畑の土が水田を広めた?
第6章 いま土が危ない
第7章 土の中の生きものたち
第8章 土を肥やす
第9章 土を生かす
著者等紹介
久馬一剛[キュウマカズタケ]
1931年生まれ。京都大学農学部農芸化学科卒業。同大学院博士課程修了。京都大学東南アジア研究センター助教授、教授を経て京都大学農学部教授。「土壌学講座」を担任。滋賀県立大学環境科学部教授。現在、日本土壌協会理事、京都大学名誉教授、滋賀県立大学名誉教授。この間日本土壌肥料学会会長、ペドロジスト懇談会(現日本ペドロジー学会)会長、国際イネ研究所理事などを歴任。水田土壌学、熱帯土壌学を専門とし、日本土壌肥料学会賞(1975)、日本熱帯農業学会賞(1978)、日本農学賞、読売農学賞(1985)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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