出版社内容情報
お見事。英雄達の偉業の本質を、四字で表す。
傍若無人とは、生活を心から楽しむ態度を示す言葉だった――四字熟語成立にまつわるエピソード&中国の歴史を、愉しみながら学べる本。
「呉越同舟」は孫子の兵法にある言葉で、仲の悪い者同士でも共通の敵には共同戦線を張ることを指す。「乾坤一擲」は楚の覇王項羽に対し、漢の劉邦が仕掛けた伸るか反るかの大勝負に由来する。また「傍若無人」は意外にも生活を心から楽しむ態度を示す言葉だった――。英雄の波乱万丈の物語、芸術家の荒唐無稽な逸話、詩人の感慨無量の境地……。それらをわずか四文字で表した四字熟語の成り立ちを解説しながら、多士済々の中国史を辿る。痛快無比の面白さ、温故知新の知的興奮!
▼【本書に登場する四字熟語の例】朝三暮四――不満のガス抜きにされた宋/唯々諾々――言いなりになる千人よりも一人の志士/国士無双――「股潜り」に耐え楚王となった韓信/左顧右眄――英雄豪傑の眼差しを表す/驚天動地――李白の荒れた墓を嘆いた白居易/酔生夢死/名利に動かされずに生きる/垂簾政治――西太后が政治を仕切る
●はじめに
●第一章 神話と伝説、古代国家の時代
●第二章 春秋戦国、秦の統一
●第三章 前漢と後漢の時代
●第四章 三国時代、晋、南北朝
●第五章 隋、唐、宋の繁栄
●第六章 元、明、清と近代
●おわりに
内容説明
「呉越同舟」は孫子の兵法にある言葉で、仲の悪い者同士でも共通の敵には共同戦線を張ることを指す。「乾坤一擲」は楚の覇王項羽に対し、漢の劉邦が仕掛けた伸るか反るかの大勝負に由来する。また「傍若無人」は意外にも生活を心から楽しむ態度を示す言葉だった―。英雄の波乱万丈の物語、芸術家の荒唐無稽な逸話、詩人の感慨無量の境地…。それらをわずか四文字で表した四字熟語の成り立ちを解説しながら、多士済々の中国史を辿る。痛快無比の面白さ、温故知新の知的興奮。
目次
第1章 神話と伝説、古代国家の時代
第2章 春秋戦国、秦の統一
第3章 前漢と後漢の時代
第4章 三国時代、晋、南北朝
第5章 隋、唐、宋の繁栄
第6章 元、明、清と近代
著者等紹介
塚本青史[ツカモトセイシ]
1949年、岡山県倉敷市生まれ。同志社大学卒業後、印刷会社勤務のかたわら、イラストレーターとして活躍。1996年、『霍去病(上・下)』(河出書房新社)を発表し、作家デビューする。その後、父である歌人・塚本邦雄創刊の歌誌『玲瓏』の発行人も兼務している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いっしー
Hiroki Nishizumi
恵
寺内町亭小天狗
maito/まいと