Voice select<br> 反「デフレ不況」論―それでも日本企業が勝つ理由

電子版価格
¥950
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

Voice select
反「デフレ不況」論―それでも日本企業が勝つ理由

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 186p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569779447
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0034

出版社内容情報

デフレ経済はこう対処すべし!

賃金、物価が下落するなかで日本企業はどうすれば生き残れるのか。稀代の経済評論家二人が、いま最も重要なデフレ問題を語り合う。

「世界標準」など気にするな。「ガラパゴス化」の何が悪い! いま人々が悩んでいる「デフレ」は、世界最高品質のものづくりと、文化的成熟を経た「独走する日本」ならではの現象である。本書はタイトルの通り、デフレ不況という見方を真っ向から否認するものである。「百年デフレは日本の時代」「デフレは『繁栄の証』である」等々、日本経済にまつわる「暗い通説」をどんどん覆していく。日本企業、とくにものづくりに携わる人々は、いくらグローバル化が進もうと、中国が台頭しようと「あっさりと自然体で」努力を重ね、現在においてもなお、途方もなくハイレベルな境地を維持している。デフレへの処方箋は「日本はこれからも同じようにすればよい」、つまりサブプライム金融危機やギリシャ危機など、外の問題に目を奪われて日本の良さを見失わなければ、心配する必要はないということだ。長年日本経済を見てきた論客二人が縦横無尽に語り合う、圧倒的な一冊。

●まえがき 
●第一章 トヨタ・ショックが日本企業を強くした 日下公人〈対談〉長谷川慶太郎 
●第二章 百年デフレは日本の時代 長谷川慶太郎 
●第三章 「わけあり商品」と「芸術品」 日下公人 
●第四章 二〇一〇年は重厚長大の時代 日下公人〈対談〉長谷川慶太郎 
●あとがき

内容説明

日本は世界の最先端にある!悲観論を超えた未来予測対談。

目次

第1章 トヨタ・ショックが日本企業を強くした(トヨタ批判は「程度の低いスタンドプレー」;リース料金が証明する日本車の強さ ほか)
第2章 百年デフレは日本の時代(インフレは戦争の産物、デフレは平和の産物;百年デフレの時代 ほか)
第3章 「わけあり商品」と「芸術品」(デフレは「繁栄の証」;「日本教」とものづくり ほか)
第4章 二〇一〇年は重厚長大の時代(日本型雇用が「日本型ものづくり」の原点;「職員」と「工具」の格差がなくなった ほか)

著者等紹介

日下公人[クサカキミンド]
評論家、日本財団特別顧問、三谷産業監査役、原子力安全システム研究所最高顧問。1930年、兵庫県生まれ。東京大学経済学部卒業。日本長期信用銀行取締役、ソフト化経済センター理事長、東京財団会長などを歴任。ソフト化・サービス化の時代をいち早く先見し、日本経済の名ナビゲーターとして活躍

長谷川慶太郎[ハセガワケイタロウ]
国際エコノミスト。1927年、京都府生まれ。大阪大学工学部卒業。新聞記者、雑誌編集者、証券アナリストを経て、独立。83年、『世界が日本を見倣う日』(東洋経済新報社)で、第3回石橋湛山賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あおさわ

4
好きな評論家お二人の対談。軽薄短小より重厚長大という言葉が的を射てるなと思いました。日本の製造業が「ダメ」というより「売るのが下手」で「経営が不器用」なんだということが分かりやすい言葉で伝えられてます。面白かった。少し前の出版ですので原発に関しては状況が変わっていますが。2012/04/19

よしぽん

1
かってウォークマンが大ヒットしていた頃、軽薄短小がもてはやされ、重厚長大産業は時代遅れのように揶揄されていたが。ところがどっこい、デフレ不況といわれる時代が長引く中、しっかり日本の屋台骨を支えてくれていたばかりか、いつのまにか諸外国の追随をゆるさぬほど大きく引き離していたとは。古風な頑固親父はやっぱり頼もしかった。後は世界と対等に渡り合える、機転と押し出しのきく頼もしい息子が育って欲しい…2012/07/04

T坊主

1
お二人の豊かな発想と先見力にいつも歓心しています。政治家、官僚、学者の皆さんがしっかりと読んで確かな日本の舵取りをして欲しい。2010/08/26

hayao_s

1
軽薄短小よりも重厚長大を。感覚で日本の製造業は全然ダメなんだろうなーっと思ってたけど、ちゃんと勉強してみようと思った。2010/08/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/632177
  • ご注意事項