出版社内容情報
裏切られた国民の期待。
高速道路無料化は撤回、デフレ対策はナッシング。大枠は正しいマニフェストも、政策として実現できていない。これでは日本が沈没する!
民主党内の「クーデター」によって、かつて小沢一郎氏の考えをもとにまとめられた政策マニフェストは、完全に破棄されつつある。今の民主党は、もはや昔の民主党ではない。高速道路料金は無料化どころか実質的に値上げされる見込みで、ついこの間まで政策の目玉として主張していた「子ども手当」も、満額支給を見送る発言が飛び出すなど、国民が総選挙で選んだ党とは完全に変質してしまっている。「われわれが望んでもいない政策に選挙後、勝手に方向転換するのは卑怯ではないか」と著者はいう。では、民主党はどこへ向かおうとしているのか。現在の民主党が目指しているのは、何と自民党の小泉政権時代の「構造改革」だという。これでは元の木阿弥で、政権交代の意味は何だったのか。構造改革のいちばんの特徴は「大企業と金持ちを優遇すること」で、そのしわ寄せは確実に庶民の生活へ向かう。あなたの人生を守るために、いまこそ真実を知らなければならない。
●序章 理念を変えた民主党
●第一章 普天間問題と小沢政治資金問題の真相
●第二章 病人に鞭打つデフレ対策
●第三章 インフレ・ターゲットが日本を救う
●第四章 日本銀行を「事業仕分け」せよ
●第五章 「小泉構造改革」の悪夢再び
●第六章 「民主党不況」を生き抜く方法
●あとがき
内容説明
「子ども手当」は焼け石に水!高速道路無料化の話はどこへいった!給料激減、ボーナスゼロ時代の生き方と働き方。
目次
序章 理念を変えた民主党
第1章 普天間問題と小沢政治資金問題の真相
第2章 病人に鞭打つデフレ政策
第3章 インフレ・ターゲットが日本を救う
第4章 日本銀行を「事業仕分け」せよ
第5章 「小泉構造改革」の悪夢再び
第6章 「民主党不況」を生き抜く方法
著者等紹介
森永卓郎[モリナガタクロウ]
経済アナリスト、獨協大学経済学部教授1957年生まれ。東京都出身。東京大学経済学部卒業。日本専売公社、経済企画庁総合計画局、UFJ総合研究所主席研究員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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