出版社内容情報
多くの数学者を魅了し狂わせた、悪魔の数式。
「フェルマーの最終定理」の証明に挑んだ人々の記録は、そのまま数学史の記録でもある。その数学史を、小説形式で紹介する。
17世紀に提唱されてから、ワイルズによって証明されるまで、360年にわたって数学者をとりこにし、その人生までも狂わせてきた「フェルマーの最終定理」。その証明に挑んだ人々の記録は、そのまま数学史の記録でもあり、これまでもその奇跡を追ったルポルタージュなどで紹介されてきた。
▼本書は、その数学史を、史実に基づいた小説形式で紹介する読み物。
▼東京に暮らすごく普通の若者である主人公が、古代ギリシアのアルキメデスから、中世ロシアのオイラー、19世紀フランスのソフィー、日本の志村・谷山など、時空を超えて数々の数学者と出会い、対話形式で物語は進む。そしてヒロインの女性と、数学を通じて心を通わせ、その結末は……。数式はほとんど使わず、数学の知識がなくても読むことができ、なおかつ近世数学史の一部が読者にわかりやすく伝わる渾身の一冊。
●2009年、春 トーキョー
●古代ギリシア
●2009年、春 トーキョー(2)
●近代ロシア
●2009年、初夏 トーキョー
●近代ロシア(2)
●2009年、初夏 トーキョー(2)
●19世紀、フランス
●2009年、初夏 トーキョー(3)
●19世紀中葉、フランス
●2009年、盛夏 トーキョー
●20世紀中葉、ニッポン
●2009年、盛夏 トーキョー(2)
●1955年、栃木県日光市
●2009年、晩夏 トーキョー
●1984年 ドイツ
●2009年、初秋 トーキョー
●1986年、プリンストン
●2009年、初秋 トーキョー(2)
●1993年、ケンブリッジ
●2009年、錦秋 トーキョー
●1994年、プリンストン
●2009年、初冬 トーキョー
●2009年、聖夜 トーキョー
内容説明
「フェルマーの最終定理」に挑んだ人々の記録は数学史の記録である。その数学史を小説形式で紹介。
著者等紹介
日沖桜皮[ヒオキカニワ]
1965年北海道生まれ。京都大学理学部を卒業後、書店、出版社勤務、フリーライターを経て、1997年に紙媒体の編集プロダクション・桜風舎を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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晴れの国のにっしぃ
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coco夏ko10角
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kemuta