内容説明
日本を「モノづくり立国」とする規制概念は捨て、「サービス業」振興の政策を立案すべきだ。小売、卸売から、通信事業、電力、空港、宣伝、メディアまで、GDPの7割を占めるサービス業の規制緩和がなければ、国際競争から取り残される。鳩山政権に、その認識はあるのだろうか―。さらに、「中国人民元切り上げはいつか」「環境問題や格差社会で、資本主義がどのように変容したか」など、グローバルな視野から考察した知見を縦横に展開する。英『エコノミスト』元編集長が、金融危機後の世界潮流を見通した渾身作。
目次
第1章 経済危機から脱出する日本の戦略―製造業依存の転換をめざす
第2章 知識サービス産業で成長する日本―通信、電力、空港などの規制緩和で高利潤へ
第3章 世界経済は回復に向かうのか―安易な予測より明白な現状を認識せよ
第4章 G20で模索される世界金融システム
第5章 環境問題が資本主義を変革する
第6章 グリーン大国に化ける中国―石油時代の終焉
第7章 格差社会は新自由主義を変えるか
第8章 メインバンク・システムの復権―衰える英米金融の影響力
著者等紹介
エモット,ビル[エモット,ビル][Emmott,Bill]
1956年ロンドン生まれ。オックスフォード大学で政治学、哲学、経済学の優等学位を取得。英国『エコノミスト』誌ブリュッセル支局員、ロンドン経済担当記者を経て、1983~86年、東京支局長として日本に滞在。その後、ビジネス部門編集長となり、1993~2006年、同誌編集長を務める。日本のバブル崩壊を予測した90年の著書『日はまた沈む』がベストセラーに
烏賀陽正弘[ウガヤマサヒロ]
京都大学法学部卒業。幼少期をニューヨークとロサンゼルスで過ごす。東レ(株)に入社後、国際ビジネスに従事し、訪問した国は80カ国にのぼる。海外より帰任後、同社マーケティング開発室長などを経て独立。現在、国際ビジネス・コーディネーター、著述家、翻訳家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さきん
ぶらり
ceskepivo
Taka
Kentaro
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