出版社内容情報
「捕鯨再開」に東奔西走した水産官僚の執念
「俺に喋らせろ!!」──欧米「反捕鯨」連合の行く手に立ちふさがった日本の水産官僚、ひと呼んで「ミスター捕鯨」の執念と心意気。
「アメリカよ、俺に喋らせろ!」──欧米「反捕鯨」連合の行く手に立ちふさがった日本の水産官僚、ひと呼んで「ミスター捕鯨」の執念と心意気。その不撓不屈の敢闘精神ゆえに欧米諸国からタフ・ネゴーシエイターとして恐れられた、IWC(国際捕鯨委員会)日本副代表の痛快無比な「戦闘記録」。
▼著者は1992年から2005年まで、13年の長きにわたって日本の捕鯨外交の中軸として活躍した人物。欧米一流の外交攻勢に一度は惨敗を喫したものの、捕鯨同盟国をまとめあげ、理論武装を充実し、交渉方針を一変して、ついに南氷洋と北西太平洋の「調査捕鯨」を、日本固有の権利として認めさせた。その豪腕ぶりは、外務省をして「小松さんの外交手法を若手に学ばせたい」とまでいわしめる。
▼「シー・シェパード騒動」や「大西洋クロマグロの漁獲禁止問題」に右往左往するだけの日本外交のていたらくに絶望している諸兄に、ぜひ本書の一読をお勧めします。
●はじめに
●第一章 負け戦から学ぶ
●第二章 ご異見あれば回電願います
●第三章 一九九二年、グラスゴー総会
●第四章 死ぬかと思った京都総会
●第五章 反捕鯨国に力負け
●第六章 南氷洋「調査捕鯨」を拡充せよ
●第七章 日本の孤立を覆す
●第八章 アングロサクソン外交のやり口
●第九章 「クジラ外交の結晶」下関総会
●第十章 日本外交の弱点
●終章 「クジラ戦争」の現在
●おわりに
内容説明
アメリカよ、俺に喋らせろ!欧米「反捕鯨」連合の行く手に立ちふさがった日本の水産官僚、ひと呼んで「ミスター捕鯨」の執念と心意気。
目次
第1章 負け戦から学ぶ
第2章 ご異見あれば回電願います
第3章 一九九二年、グラスゴー総会
第4章 死ぬかと思った京都総会
第5章 反捕鯨国に力負け
第6章 南氷洋「調査捕鯨」を拡充せよ
第7章 日本の孤立を覆す
第8章 アングロサクソン外交のやり口
第9章 「クジラ外交の結晶」下関総会
第10章 日本外交の弱点
終章 「クジラ戦争」の現在
著者等紹介
小松正之[コマツマサユキ]
昭和28年(1953)岩手県陸前高田市生まれ。52年(1977)農林水産省入省。水産庁において日米漁業交渉、FAO(国連食糧農業機関)、IWC(国際捕鯨委員会)、CITES(ワシントン条約締約国会議)、ミナミマグロ保存条約などを担当。2001年~2003年FAO水産委員会議長。漁場資源課長を経て、平成17年(2005)水産総合研究センター理事に出向。19年(2007)退職。現在、政策研究大学院大学教授(リーダーシップ論)。米国エール大学経営学修士号取得、東京大学農学博士号取得。1992年イタリア共和国功労勲章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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秋 眉雄
Ryuya Matsumoto
nob
snakedoctorK
ひろつそ