出版社内容情報
長年絶版だった白洲正子作品の復刊。
白洲正子が興味をもって長年たずさわってきた、能面や茶碗などの美術品のほか、縁のあった人たちとの交流を中心に書き綴った随筆集。
小林秀雄、青山二郎らについて語った新聞連載記事「美を人生の友として」を新たに収録した新装版『縁あって』。著者・白洲正子が“縁あって”出会った著名な人々や作品との交流を中心に綴った随筆集。ほかに、毎日の暮らしの中で感じたこと、例えば愛犬のことやテレビをみていてふと考えてみたことなど、気軽なエッセイも数多く収録。
▼幼少期からたずさわってきた能の世界、焼き物などの骨董や工芸品をとおして、日本の伝統美について軽やかに深く書き綴る。物事の本質をときながら生き方をも語る。シンプルで潔く、鋭い見方は「目利き」と呼ばれるに相応しい。
▼人の人生は一回こっきりしかない。だから幸福になることは、人間のつとめであり、責任であると思っている。(本書「私のお茶」より)
▼推薦文「白洲正子さんの肉声をもっともよく伝える一冊。一緒に旅をしながら日本について語り合った日々を思い出します。」――細川護熙
●復刊に寄せて 武相荘館長 牧山圭男
●美を人生の友として
●能面についての感想
●景色
●信楽・伊賀のやきもの
●萩の咲くころ
●狂言面 乙
●茶碗 天啓赤絵
●螺鈿 煙硝入
●北大路魯山人作 大鉢 むさし野
●絞り 十字文
●書見台 蝶
●先代梅若実翁のこと
●梅若六之丞
●芸事をたしなむ女性に
●「初心忘るベからず」
●老木の花
●桁はずれの粋人
●シャッターの音
●黒田清輝の女人像
●愚公山を移す
●美術ははやっているのか
●川瀬敏郎の『風姿花伝』
●「人が見たら蛙になれ」
●黒田辰秋 人と作品
●坂のある風景
●私のお茶
●飼い犬に手を噛まれる
●水上勉『土を喰ふ日々』
●谷口吉郎『せせらぎ日記』
●天着連
●三宅一生の服
●瀧に想う
●坂本の門前町
●思うこと
内容説明
新聞連載記事を新たに収録。日本の伝統美に対する思いを綴った随筆集、待望の復刊。
目次
美を人生の友として
能面についての感想
景色
信楽・伊賀のやきもの
萩の咲くころ
狂言面 乙
茶碗 天啓赤絵
螺鈿 煙硝入
北大路魯山人作 大鉢 むさし野
絞り 十字文〔ほか〕
著者等紹介
白洲正子[シラスマサコ]
1910年、樺山伯爵家の次女として東京に生まれる。幼少の頃から能に親しむ。学習院女子部初等科修了後、14歳で米国留学。直前に女性として初めて能楽堂の舞台に立つ。1928年帰国、翌年白洲次郎と結婚。戦後は青山二郎、小林秀雄らと親交を結び、文学や古美術の世界へ入っていく。『かくれ里』『日本のたくみ』など随筆家として数々の執筆活動を続けた。1998年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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