出版社内容情報
がんを知り、がんと向き合うための入門書。
2人に1人ががんになる今、がんを知り、がんと向き合うための最新知識を紹介。自分と大切な人をがんから守るための一冊。
「中学校でがん教育をすべき」
▼著者は常々そう訴えています。
▼2人に1人の日本人ががんになるというのに、おおよその日本人が正しいがんの知識を持っていません。
▼これは無免許で車を運転しているようで、暴挙と言ってもいいでしょう。
▼たとえば喫煙でがんのリスクは1.6倍にもなる。欧米では患者の6割が放射線治療を受けているのに、日本でがん治療といえば切り取る手術か抗がん剤の服用が主流になっている。8割のがん患者が治療効果のない健康食品やサプリメントを信じている。
▼正確な知識を持てば、もう少しがんに対して正しい取り組みができるのに、現状のがんの認識は目を被いたくなるばかりです。
▼ひとつには「死」を必要以上に恐れる日本人の死生観もあるでしょう。しかし、がんを考えることは「死」を考えることであり、転じれば「生」を考えることにつながるのです。
▼本書では、がんの正しい知識を身につけられるよう、最新のがん知識、最前線のがん治療の実態について、やさしく解き明かしています。
▼いま、がんに直面している人、家族にがん患者がいる人、そして将来がんを患う可能性をもつすべての人に読んでいただきたい。
▼あなたと大切な人をがんから守るために。
●プロローグ
●
[Chapter 1]がんの基礎知識
●
[Chapter 2]がんにならない生活
●
[Chapter 3]がんになったら
●
[Chapter 4]治療の方法
●
[Chapter 5]主ながんの種類
●
[Chapter 6]がん治療中の諸問題
●
[Chapter 7]がんとともに生きる
●
[Chapter 8]日本のがん治療の問題点
●エピローグ
内容説明
自分と大切な人を、がんから守るためにほとんどの日本人が知らない、がんの常識をやさしく説く。
目次
1 がんの基礎知識
2 がんにならない生活
3 がんになったら
4 治療の方法
5 主ながんの種類
6 がん治療中の諸問題
7 がんとともに生きる
8 日本のがん治療の問題点
著者等紹介
中川恵一[ナカガワケイイチ]
東京大学医学部附属病院放射線科准教授/緩和ケア診療部長。1960年、東京生まれ。1985年、東京大学医学部医学科を卒業、東京大学医学部放射線医学教室入局。1989年、スイスPaul Sherrer Institute客員研究員。2002年、東京大学医学部附属病院放射線科准教授、2003年から緩和ケア診療部長を兼任する。学術論文発表の他、一般向けに「がん」の啓蒙活動にも注力し、厚生労働省「がんに関する普及啓発懇談会」の座長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。