「歴史街道」ｓｅｌｅｃｔ 秋山真之―日本海海戦を勝利へ導いた名参謀

『歴史街道』編集部

ＰＨＰ研究所（2009/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 125p／高さ 21cm
• 商品コード 9784569775098
• NDC分類 289.1
• Cコード C0021

出版社内容情報

伝説の名参謀、秋山真之の魅力にせまる！

日本海海戦で、無敵と言われたバルチック艦隊を破る秘策を立てた秋山真之。「智謀湧くが如し」と賞賛された天才参謀の魅力に迫る！

日本海海戦で、無敵と言われたバルチック艦隊に完勝！　奇跡の作戦を編み出し、日本軍を勝利へ導いた参謀・秋山真之。この海軍の至宝は、いかにして日本を奇跡的な勝利へ導いたのか。

▼「智謀湧くが如し」と賞賛された名参謀・真之の魅力に迫り、真之の兄・好古、真之の親友・正岡子規、司令長官・東郷平八郎など、真之をとりまく人々も紹介。

▼また、日露戦争・日本海海戦も豊富なビジュアルで徹底解説する。

●坂の上の雲に向かって　秋山真之　勝てるはずのない戦いを勝利へ導いた漢（おとこ）　
●序　
●第一章　日露戦争への道筋　
●第二章　決戦！　日本海海戦　
●第三章　真之をめぐる人々

内容説明

「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」バルチック艦隊に完勝！奇跡の作戦を編み出し、日本軍を勝利へ導いた男の真実。

目次

序（日本海海戦を勝利へ導いた明治の漢の気骨（童門冬二）
日本海海戦、反撃開始の瞬間　ほか）
第１章　日露戦争への道筋（マハンの教えと米西戦争から何をつかんだか（田中真澄）
黄海海戦　丁字戦法失敗！苦い勝利をむしろ天祐に（戸高一成）　ほか）
第２章　決戦！日本海海戦（対談　渡部昇一×江坂彰―なぜ、「パーフェクトゲーム」が成立したのか；「一隻たりとも逃さぬ」　天才参謀・秋山真之が編み出した秘策（秋月達郎）　ほか）
第３章　真之をめぐる人々（秋山兄弟と伊藤博文　祖国のために命をかけて（渡部昇一）
対談　渡部昇一×堀紘一―秋山真之と児玉源太郎　「勝つためになすべきこと」をなした超秀才と天才　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[James Hayashi]

安倍、プーチン会談を目前に控え、日露戦争を見直す。日本海海戦の勝利はインドのネルー、インドネシアのスカルノ、ベトナムのホーチミンなどに多大な影響を与えた。しかしこの完勝はその後の太平洋戦争への負けとなる勝ち方。心に隙を作る奢った勝利となった。「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」は名文で知られているが、俳人の正岡子規との交流から鍛えられたものであろう。東郷司令官も秋山を「智謀湧くが如し」と評価。戦争後、秋山は運が良かったという意味の天佑神助との言葉を使った。続く→

2016/12/01

[BluePlanet]

★4.2 2009年12月25日発行。日本海海戦を勝利へ導いた名参謀－秋山真之がいかにして日本を奇跡的な勝利へ導いたか。「坂の上の雲」でしか秋山真之の存在を知らなかったが、海軍兵学校を主席で卒業し、米国へ留学し1998年の米西戦争を観戦。この時の観戦報告が海軍首脳部の眼にとまり彼は日本海海戦の参謀に。そして第一艦隊の司令長官である東郷平八郎と児玉源太郎らの活躍により奇跡的な大勝利へ。最初は丁字先方で失敗するも、それを生かし、日本海海戦でバルチック艦隊を撃破。彼らがいなかったら今の日本はなかったのは確かだ。

2016/05/23

[Kenichi Ota]

明治時代の日本の状況、時代背景が分かった。明治の人すげ〜。

2014/04/01