出版社内容情報
痛快無比! 天下御免の傾奇者の魅力に迫る。
自らの心に従い、「傾奇者」としての生き方を貫いた前田慶次郎。戦場で獅子奮迅の活躍を見せる一方、風流人でもあった男の魅力に迫る。
天下御免の傾奇者(かぶきもの)!
▼群雄割拠の戦国の世に、己の心のままに生きた男がいた……。
▼ど派手な装いと人を喰ったような態度で周囲を煙に巻きつつも、戦場では友のために命を張る朱槍の猛将。和歌などの文化に通じ、天下人・秀吉の眼前で傾奇ぶりを披露する胆力を持ちながら、心から尊敬する武将には素直に膝を折った。
▼魅力あふれる「戦国無双の快男児」の素顔に迫る。
▼『花の慶次』原哲夫氏のインタビューと、美麗イラストも収録!
●戦国一の傾奇者! 前田慶次郎 「いくさ人」を貫く生き方
●《原 哲夫 特別インタビュー》『花の慶次』で描きたかったこと
●序
●第一章 痛快無比! 「天下御免の傾奇者」
●第二章 慶次郎と直江兼続 ともに駆けた戦いの日々
●第三章 風雅を知る男の足跡をたどる
●米沢に慶次郎の足跡をたどって
●「傾奇者」残夢
内容説明
朱槍の武者、風流を知る文人、友のために命を惜しまぬ男。心のままに生きた「傾奇者」の魅力に迫る。
目次
原哲夫特別インタビュー 『花の慶次』で描きたかったこと―無邪気に命がけで遊ぶ男「友のために生きる」のは損ではない
序 これぞ真の武辺者!戦国を傾き通した男の爽やかな魅力とは
第1章 痛快無比!「天下御免の傾奇者」(利家に水風呂を馳走!反骨の人が出奔してまで求めたもの;相手が天下人だろうと媚びず!秀吉が認めた傾奇御免状;景勝と兼続、「義」の主従を見届けに「大ふへん者」会津へ)
第2章 慶次郎と直江兼続ともに駆けた戦いの日々(大勢に流されず、信じる道を選んだ「傾奇者」と「義」の男;「その意地、立て通すがよい」秀吉を唸らせ、兼続を魅了した傾奇ぶり;京で互いに認め合った名軍師と大ふへん者、そして戦雲は北の空へ ほか)
第3章 風雅を知る漢の足跡をたどる(在処定めぬ塵の身は…『道中日記』に綴った風雅と諧謔と無常と;米沢に慶次郎の足跡をたどって;「傾奇者」残夢)