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医療崩壊の真犯人

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569773773
  • NDC分類 498.13
  • Cコード C0236

内容説明

救急患者の「たらいまわし」、医療ミス頻発、医師不足、地域医療の荒廃、患者負担と保険料負担の増加…。医療制度に対する国民の不信・不安は、ここ数年で著しく高まっている。二〇〇〇年のWHOの発表で保健衛生システムの目標達成度が世界第一位と評価された日本が、なぜ医療崩壊への道を突き進んでしまったのか。財務省から厚生労働省へ出向中に医療制度改革に携わった元官僚が、医療制度のゆがみとそれを生んだ政策決定の過程を解説。さらに安心・信頼できる医療制度構築への方向を示す。

目次

第1部 危機に瀕する日本の医療制度(増加する救急患者の「たらいまわし」;医療事故の頻発で増幅される医師と患者の相互不信;深刻化する医師不足問題;病院閉鎖と病床削減で崩壊する地域医療;増加する患者負担と保険料負担)
第2部 「医療崩壊」の原因と求められる処方箋(「医療崩壊」の原因を探る;医療政策の決まり方;二〇〇六年度医療制度改革の舞台裏;安全・安心の医療再生に向けて)

著者等紹介

村上正泰[ムラカミマサヤス]
1974年広島県因島市(現・尾道市)生まれ。97年東京大学経済学部を卒業後、大蔵省(現・財務省)に入省。カリフォルニア大学サンディエゴ校国際関係・環太平洋地域研究大学院留学。在ニューヨーク総領事館副領事、財務省国際局調査課課長補佐、内閣官房地域再生推進室参事官補佐、厚生労働省保険局総務課課長補佐などを経て、2006年7月に退官。厚生労働省出向中に医療制度改革に携わり、医療費適正化計画の枠組みづくりを担当した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

霞が関・永田町は、なぜ国民を苦しめるのか?

救急患者の受け入れ拒否や低所得者ほど負担の大きい保険制度など、医療のゆがみを生んだ政策を、霞が関の現場を知る著者が解説する。

2006年、奈良県で脳内出血を起こした妊婦が病院に受け入れを拒否され、「たらいまわし」の末に死亡する出来事があった。地方だけではなく、2008年には東京でも同様の出来事が起こり、大きく報道された。このほか、医療ミスの頻発、医師不足、地域医療の荒廃、患者負担と保険料負担の増加などなど、「医療崩壊」といわれる事態が急速に進行している。

▼それにともなって、医療制度に対する国民の不信・不安が、ここ数年で著しく高まっている。2000年のWHOの発表で保健衛生システムの目標達成度が世界第1位と評価された日本が、なぜ医療崩壊への道を突き進んでしまったのか。

▼本書では、財務省から厚生労働省へ出向中に医療制度改革に携わった元官僚が、医療制度のゆがみを指摘するとともに、官僚や政治家がどのように政策決定をしてきたのか、その舞台裏を解説する。さらに安心・信頼できる医療制度構築への方向を示す。